ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-

『ひきポス』は、ひきこもり当事者、経験者の声を発信する情報発信メディア。ひきこもりや、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げます。当事者、経験者、ご家族、支援者の方々へ、生きるヒントになるような記事をお届けしていきます。

小説「遊べなかった子」#06 二日目の猿

ひきこもり当事者・喜久井(きくい)ヤシンさんによる小説「遊べなかった子」の連作を掲載します。12歳の少年みさきは、海の上をただよう〈舟の家〉に乗り、行く先々で奇妙な人々と出会います。さびしさやとまどいを経験していくなかで、少年はどこへたどり…

ワケあり女子のワケのワケ⑥ そしてひきこもる〜ある日、身体が動かない

昨冬の北陸豪雪。あの日も雪が降っていた(撮影・ワケあり女子) こんにちは!ワケあり女子です。先週予告しちゃったので、最後の数行でギリギリひきこもりました。。滑り込みセーフ?引っ張れるだけ引っ張って、最後さらにCMで引っ張るテレビ番組の手法をし…

ひきこもり放浪記 第1回『ひきこもりの多様性』30数年、様々なカタチのひきこもりを遍歴してきた 

地理的に放浪していなくても、ひきこもりは狭い部屋の中で放浪していることが多い。一人のひきこもりの脳内は、いかに世界や宇宙の果てまで放浪しているものか。……三十余年にわたる、ひきこもり人生を振り返る回想記、改訂版。

The Odyssey of a Hikikomori, Round 1 : "Various Patterns of Hikikomori"

For over 30 years, I have been living the various patterns of hikikomori and I am a hikikomori for now as well. "Hikikomori" is not the stereotyped image of a young boy shutting himself in his dark room, playing the online games all day an…

私の母語は沈黙 「ひきこもり」とセクシャルマイノリティ②

(文・写真 喜久井ヤシン) 前書き 私はいわゆる「ゲイ」で……と自己紹介をする、ただそれだけの言葉にたどりつくために、私は三十年以上の年月がかかっている。いまどきなら目立つほどの告白でもない、特にネット上であればいくらでも見つけられる「ゲイ」や…

必勝!家庭内三国志。 ひきこもり名人となった私(5)

父・母・私の三つの勢力がひしめきあう家庭という空間。そこで交わされる無言のかけひき。小さな戦国時代、家庭内三国志。

ワケあり女子のワケのワケ⑤ 学校教育への怒り〜「ゆとり教育」と、見せかけの平等

実家の門を背にして。この狭い道が世界への唯一の接点。(撮影・ワケあり女子) こんにちは!ワケあり女子です。ついにここまできた・・・!たぶん次ひきこもります、次。なんで嬉しくなってるんだろう。ひきこもりの報告がこんなに嬉しいのは初めてです笑 …

ひきこもりマウンティング Ⅱ

(著・ゆりな) 私がマウンティングしているのなら、他にも 「自分は人より、ましな引きこもりだ」と思っている参加者がいるのではないか そう思った途端、思考が止まり、体が震えた。 今日、誰かとアドレスを交換して、連絡を取り合うことになったとしても …

不登校ひきこもりだった私(1)

ひきこもりUX女子会の全国キャラバンでお忙しい林恭子さんにお話をうかがいました。手応えはどんな感じですか?

小説「遊べなかった子」#05 よろこびの子の像

ひきこもり当事者・喜久井(きくい)ヤシンさんによる小説「遊べなかった子」の連作を掲載します。12歳の少年みさきは、海の上をただよう〈舟の家〉に乗り、行く先々で奇妙な人々と出会います。さびしさやとまどいを経験していくなかで、少年はどこへたどり…

ワケあり女子のワケのワケ④ 地方が苦しい

地元の電車から見える景色。平野部は一面に田んぼが広がる。晴れやかな田園風景も当時の私には苦痛の象徴だった。(撮影・ワケあり女子) こんにちは、ワケあり女子です。どうしようこの連載、一向にひきこもる気配がない……。納豆食ってる場合じゃない。なの…

ひきこもりマウンティング  Ⅰ

(著・ゆりな) 同じ当事者を目の前にして思う。 「引きこもり時代の苦しみは、私より"まし"だったんでしょ?」 私が初めて、女性だけの引きこもり当事者会に参加した時の真情だ。 会場に入り、ホワイトボードを囲むように設営された椅子には、大勢の女性が…

「主権」をめぐる小さな歴史 当事者憑依が起こるわけ

「当事者主権」という考え方はどのように生まれてきたのだろうか。またその弱点は何か。「主権」というものの在り処を考え、小さな歴史をさかのぼる。

『何で?』の嵐  私の入院歴

当事者性のオンパレード。入退院合計16回。警察へ連行されたこともあり。でも、私はとても驚いている。なぜこうなったかわからないのだ。

ワケあり女子のワケのワケ③ 母のくれた毒リンゴ

食卓とリンゴ。リンゴは毒入りでもあるが、遥か昔は智慧の実であり、万有引力の法則を導いた実でもある。この写真を撮ったスマホにもリンゴのロゴマークが。(撮影・ワケあり女子) こんにちは、ワケあり女子です。近頃は食欲の暴走を止められません。夕飯食…