ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-

『ひきポス』は、ひきこもり当事者、経験者の声を発信する情報発信メディア。ひきこもりや、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げます。当事者、経験者、ご家族、支援者の方々へ、生きるヒントになるような記事をお届けしていきます。

ひきこもり

ひきこもり当事者会に行ってみたのでレポート

(文・湊 うさみん) 「ひきこもりUX会議セクマイ会」に行ってきました。 ひきこもり経験者が運営するひきこもり当事者会で、UXとはUnique eXperience(ユニーク・エクスペリエンス=固有の体験)の意味だそうです。 ひきこもり女子会やひきこもりママ会とい…

〈 電話恐怖症 〉との全力の闘い  私だけの対処法12ステップ

なぜ電話などというものが発明されたのか。メールが普及しているというのに、なぜ人類はまだ電話を根絶させないのか? 診断を受けたことはないが、私は「電話恐怖症」というべきものにかかっている。 自分から未知の相手に電話をかけようとするとき、私は心…

東日本大震災とひきこもり ― 鎮魂の沿岸から

東日本大震災を機に、ひきこもりから出て、がぜん活動的になり、自分が住んでいる村や町の復興に活躍するようになったひきこもりの方がいる。 一方では、避難せず、そのまま津波に呑まれてしまわれたひきこもりの方もいる。 二人を分か断ったものは、いった…

ひきこもりなせいで友達がいなくなる

(文・湊 うさみん) ひきこもりやニートになると友達が減りませんか。私の場合はだいぶ減ってしまいました。 別にその友だちが「まともに働けないダメ人間と一緒にいるとこっちまで精神が腐ってしまう」といった理由で離れたわけではありません。向こうは普…

大人が通えるフリースクール?〈シューレ大学〉のご案内

今回は、東京都内にある〈シューレ大学〉を紹介。ひきこもりや不登校の経験者も多く通っているという、ユニークな場所です。活動の一端をご案内します。 シューレ大学について シューレ大学は、東京都新宿区にある学びの場です。「大学」といっても、NPO法人…

「人生で」成功するのではなく、「人生を」成功させるためのヒント 〈シューレ大学〉と私

30代以上のひきこもり経験者でも、気軽に学び合える場があるのをご存じだろうか。今回は、東京の〈シューレ大学〉について、卒業生の喜久井(きくい)ヤシンさんが語ります。シューレ大学の独特な試みは、新しいあり方のヒントとなるかもしれません。 はじめ…

ひきこもりの生活費はどこから出てくるの?

(文・湊 うさみん) 「ニートはお金どうしてるの?」 みんな知りたいだろうけれど、あんまり聞かれない質問です。というのも日本においてはお金の話をするのはタブーとされてますしね。お金について聞くとがめついって思われてしまいそうですし。 ニートの…

LGBT(セクシャルマイノリティ)とひきこもりは関係あるの?

(文・湊 うさみん) あまり知られていないことですが、LGBTとひきこもりには深い関係があります。というより私自身がLGBTのTなので生きづらさが半端ないです。 2013年に「虹色あじさいの会」が行った「性的マイノリティとひきこもり」の調査結果があります…

コンプレックスの行方

見ないように、考えないようにして、心の隅に追いやったコンプレックスは、いつまでも私を"過去"に縛り付ける。 私が「学歴」というものに縛り続けられている背景には、学生時代の1つの後悔がある。 いじめや母親との確執から、自らの自信を喪失し、人生の…

あれもつらい、これもつらい、全部つらい、全部全部つらい

(文・秋久 いつか) 父はむかし、 「愚痴が背広を着て歩いているようだ」 と言われたらしい。 その父の名に恥じず、私も愚痴ばかり言っている。 体調の愚痴、昨日のできごとの愚痴、尽きることなく愚痴は湧いてくる。 しかし、私は決して愚痴を言うのが好き…

世間で使われている「ふつうの人」という言葉の本当の意味がわかった(と思う)

「ふつうの人」って何だ問題 私はずっと、「ふつうの人」になりたかった。私は小学校からの「不登校」で、十代は「ひきこもり」。親とまともな会話ができない「アダルトチルドレン」でもあれば、おまけにセクシャリティが「ゲイ」でもある。家のことでも学校…

よしこの家出

(文・秋久 いつか) ちょうど十年前の大晦日。 一人暮らしのちいさな部屋を掃除して、玄関に正月飾りをつけた。 それから電車とバスを乗りついで30分ほどの実家に帰ると、ふてくされた顔の父が、一人で出迎えてくれた。 母と口論になったらしい。 お世辞に…

実はひきこもってないひきこもりたち -データで見るひきこもり-

(文・湊 うさみん) ひきこもりの生態はあまり知られていません。なぜなら、人との関わりがほとんどないからです。 ネットでならひきこもりブログ、ニートブログといったものが見られますが、すぐに閉鎖されています。 今回はひきこもりを取材し貴重なデー…

故郷はない、過去も語れない、近所から孤立したひきこもり。『あなた何してる人』第4回

「私とは何者か」を近所の人に知ってもらうためには、「私とは何者か」を語ってはいけない…。ウッカリもらってしまった一本のキュウリから始まる近所とのコミュニケーション地獄!

ワケあり女子のワケのワケ⑲ 絶望のマインドフルネス(後編)〜自己からの解放

それは「自己」からの解放だった。 この世界のあらゆるものに受け入れられた気がした。 モノクロだった世界が鮮やかに色づき始めた。

私が支援の場で言われた最悪の言葉 「いつまでも〇〇じゃないんだから」

今回は、支援者から言われた一言がテーマです。言う側は励ましのつもりで発言していても、当事者にとっては、「最悪」だったというその言葉とは何か。生きづらさ当事者との、向き合い方を考えさせられる一本です。 支援者から言われた言葉 八歳ほどの頃から…

不登校ひきこもりだった私(4)「おふくろ」がいない

アメリカ映画でギャング同士が残忍な殺し合いをやっていて、一方が相手の頭に拳銃を突きつける。「金はどこだ!」「おれは知らない!天国にいるおふくろに誓っても本当だ!」この会話の不思議。なぜ世の中の人は「おふくろ」という存在にそんな絶対的な価値…

ひきこもり、外に出る

(文・湊 うさみん) 日本一の詩人、中原中也は精神病院に強制入院させられ、脱走。精神衰弱して外を出歩くのは人のいない深夜のみだったと言います。 人のいる昼間に外に出たくない気持ちはよくわかります。みんなが自分を見下しているんじゃないかとか、自…

ワケあり女子のワケのワケ⑱ 絶望のマインドフルネス(前編)〜他者への恐怖

なぜ私は生まれてきたのか。 なぜ私は生きているのか。 なぜ私はまだ死んでいないのか。 なぜ私は、特に生きたいという意志もないのに、 腹が空いたら目の前のスナックを食べ、 「もっと身体によい物を食べなければ健康に悪い」などとつい考えてしまうのか。…

史上最弱のロビイストVS百戦錬磨の政治家~孤独で憂鬱なロビー活動~

地元の福祉法人のお祭りがあったので参加した。 福祉法人からブースを貸していただいた。ひきポスを売ってもいいとのこと。ありがてぇありがてぇ。 こういうイベントには、政治家の方々が顔を出す確率が高い。ロビー活動のチャンス! こちらから向こうに会い…

映画『鈴木家の嘘』の感想。そして、野尻克己監督へのインタビューで私が涙をこらえられなかった理由

映画『鈴木家の嘘』公式サイトより(文・Longrow)11月16日、映画『鈴木家の嘘』(野尻克己監督)が公開された。ひきこもっていた長男の自死と、それを隠す家族…の、物語だ。 ひきこもりを追い続けるジャーナリスト・池上正樹さんが『鈴木家の嘘』と野尻克己…

遊んでるけど遊べてないニートの生態

(文・湊 うさみん) 明日があるー♪ 明日があるー♪ 明日があるーさー♪ 私「明日もあるのか……」 今日で世界が終わってしまえばいいと本気で思うこともよくあるのですが、無慈悲に明日はやってきます。 朝は11時か12時くらいに目が覚めるのですが、「明日」が…

なぜ私の母親は食事のたびに謝罪していたか? 「ひきこもり」と食をめぐって

家事に育児に仕事にと、私の母は『完璧な女性』像を追い求める人だった。夕食には毎回おかずを何品も作っていたけれど、帰りが遅くなって簡単な料理しか出せない時には、私に「ごめんね」と謝った。私にとってその謝罪は、何よりも食事をまずく感じさせるも…

ワケあり女子のワケのワケ⑰ 「ニート」という言葉〜無所属の苦しみ

ああ、それ私じゃん、と思った。 そうか、どうやら私はいま世間から「ニート」と呼ばれているらしい。 そしてそう呼ぶテレビの声はやや迷惑そうに聞こえた。 そりゃそうだ。そんな若者が増えたら社会は困るに決まっている。 そんなことぐらい、私だってわか…

君に届け~ポケモンGOが僕にくれた最高のギフト~

ポケモンGOでひきこもりから抜け出したというニュースを聞いたことがある。眉唾に思う人もいるだろう。僕もその一人だった。でも、単発であれば抜け出すことができたんだ。ソースは僕だ。 二年前だったと思うけれど、ポケモン目当てで生まれて初めて上野にあ…

なぜ鮭の味噌炒めが私の「社会的ひきこもり」を終わらせたか? 「ひきこもり」と食をめぐって

一番おいしい卵の食べ方 本当の意味でおいしい食事のできることが、人らしい暮らしの「豊かさ」ではないかと思う。私が誰とも会えないで過ごしていた十代の頃、養育者(親)の出してくれた食事は、栄養の多い、おかずの種類も豊富な料理だったけれど、当時の…

ワケあり女子のワケのワケ⑯ 高校中退という選択

(実家の集落近辺。撮影:ワケあり女子) こんにちは!ワケあり女子です。 Twitter(@wakeali_joshi)が全然更新できません!やばい、三日坊主だってバレる……! そのうち慌てて更新しますのでどうか生ぬるい目で見守ってやってくださいm(_ _)m そんなワケで…

ワケあり女子のワケのワケ⑮ 地方で精神医療に通うということ

(福井の空模様はいつも不安定。撮影:ワケあり女子) こんにちは!ワケあり女子です。 2週連続お休みしてすみません…!今日はもう、言い訳しません。 10月からは毎週水曜日の更新になりました。変わらずご愛読いただけると嬉しいですm(_ _)m あ、あと、twit…

そんな支援をされるくらいなら死を選ぶ。:四十代女性ひきこもり当事者、瀬戸さんインタビュー第3回

ただ自分が擦り切れていくだけの状況から逃げたい。努力するとしたら、努力するために、さらに擦り切れなきゃいけない。自分がやりたいことをやってるわけじゃないから。

なぜ私はひきこもっている時に素手で食事をしていたか? 「ひきこもり」と食をめぐって

どれだけ孤独に過ごそうとしても、「食べる」ことは欠かせません。食事は毎日の生活の課題でもあれば、家族関係の問題とも密接なつながりがあります。今回は、〈ひきこもり×食〉をテーマにしたエッセイを掲載。切実な実体験をもとに、当事者が切り込んでいき…