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ひきこもり名人となった私(3)六畳間の聖域

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ひきこもり名人となった私(2)」からのつづき・・・

 

ぼそっと池井多 名人がひきこもりになっていったプロセスは、
 2001年に書かれた『ひきこもりカレンダー』に詳しいわけですが、
 あれ読んで私は、「ほんと、うちと同じだ」と思って…
 
ひきこもり名人勝山実 同じでしたか。
 
ぼそっと池井多 私はおめおめと、いちおう大学まで
 出ちゃったわけですよ。
 だけど、起こっていることの構造はまるで同じで、
 
 「こんなバカバカしいことやってられるか」
 
 という転機が、
 名人の場合、高校のときに訪れ、
 私の場合、大学を卒業して就職するときに訪れた、
 という違いだけの話です。
 
 まあ、母親との葛藤と言っていいでしょうかね。
 
 向こう、母親のほうはやはり
 「良かれと思って
 みたいな、恩着せがましくあれこれやってくるわけですよ。
 
 あと、私の言葉でいうところの
 
 主体の剥奪(はくだつ)
 
 をやられてきて、
 こちらにこちらの人生がなくなってしまう、という状態。
 
 私の場合、そういうことをされて
 いろいろスッタモンダがあったのですけれども、
 結果として、ここ17年ぐらい実家とは音信不通で
 断絶状態なんですよ。
 
ひきこもり名人 ほう、そうなんですか。
 
ぼそっと池井多 名人の場合は、結果的に曲がりなりにも
 お母さま、お父さまと同じ家に住んでおられる。
 
ひきこもり名人 ぜんぜん同じ家です。
 
ぼそっと池井多 「この違いは、あるな」
 と思いました。
 
ひきこもり名人 ぼくが両親の家に住み続ける理由は、
 一番はやはりお金の問題ですわね。
 
 親といっしょに住むのが、一番安上がりである、と。
 
 基本、ぼくは
 0円(ゼロエン)生活というものを
 めざしていますからね。
 
 実家にいると、まあ、いろいろ
 0円のものがある。

 それでぼくは実家主義だったんですけど、
 じつは、これはちょっとぼくの心のなかで
 揺らいでいるところなんですよ。
 
 親と一緒に住むことで、
 あまりにも精神的苦痛が大きすぎるということで。
 
 あんなウザいババア
 ずうっと一緒にいる、という
 このマイナスがあまりにも大きすぎる、と……
 
……。
……。
 
(詳細は映像をごらんください。)
 
 
・・・「ひきこもり名人となった私(4)」へつづく