ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-

『ひきポス』は、ひきこもり当事者、経験者の声を発信する情報発信メディア。ひきこもりや、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げます。当事者、経験者、ご家族、支援者の方々へ、生きるヒントになるような記事をお届けしていきます。

時事問題

「正当な差別」を受けている日常 今日を「事件」にしないためのLGBT法案

文・写真 喜久井伸哉/画像 Pixabay 現在、国会では「LGBT理解増進法案」の議論がおこなわれています。ひきこもりの経験者で、ゲイでもある執筆者は、この法案に問題があると指摘。LGBTの当事者の声をお届けします。 日本にも、ようやくLGBTへの「差別禁止法…

東京オリンピック「中止でも困らない」に多くのひきこもりの共感

新型コロナウィルスの感染拡大。さあ、東京オリンピックはどうする。そのとき、多くのひきこもりはこう言った。……

問題はゲームではなく「ゲームしかない」こと 不登校・ひきこもりとテレビゲーム

不登校やひきこもりの子をもつ親にとって、テレビゲームは悩みの種です。やりすぎを規制しようという自治体も出てきました。はたしてゲームは問題の原因なのでしょうか。子どもの側からの声をお届けします。 (文 喜久井ヤシン 画像 Pixabay) ゲームがなけ…

「避難所へ行きたくない」― 台風19号で実感した "災害時のひきこもりの心理"

巨大な台風が近づいてくる。でも、まだ安全だ。避難所へは行きたくない。なぜなら、そこには近所のオバサンがおおぜい居て、近所づきあいが始まってしまうから。でも、これでいいのだろうか。……ひきこもり当事者が災害時にかかえる葛藤。

無知に芽生える偏見 ~川崎・練馬事件に見える人の視差~

文・写真 ゆりな 新聞、テレビ、インターネット、SNS…… 黒い文字は今日も広がり、人々の思考のすきまへ訴えかける。 文字は人々の脳の溝になだれ込み、徐々に染め上げ、そこに価値観を作り上げていく。 「知らない」ということは、価値観の狭窄をもたらし、…

ひきこもりはほんとうに最近の日本で急増しているのか ― 問題の原点に立ち返る ー

「近年、日本でひきこもりが増加している原因を、あなたは何だと思いますか?」そう質問してくる海外メディアが増えてきた。ちょっと待て。彼らはひきこもりに関して基本的がこともわかってないのに…。海外向けに英語で書いた記事の日本語訳。

川崎殺傷事件と練馬の元事務次官の長男殺害事件から思う「現代の魔女狩りがおこなわれるディストピア」

SNSを中心に犯人を分析する人々。それを煽るマスメディア。ついには、ひきこもりを悪魔の予備軍と呼ぶ人まで出てきた。「悪魔の予備軍」の一人である息子を殺害した父親を賞賛する社会が迎えるであろうディストピアとはなにか。あなたがつぎの悪魔になるかも…

練馬ひきこもり長男殺害事件に想う ー 私が「ひきこもり親子 公開対論」に望みを託す理由 ー

川崎殺傷事件と連鎖して、東京・練馬でひきこもりの長男が、元官僚だった父親の手で殺害される事件が起こった。世間ではこの父親への賞讃が止まらない。それでいいのか。あるいは、反対に彼を批判すればそれでいいのか。この事件は私たちに何を求めているの…

川崎殺傷事件によせて:今こそ「自己責任論」ではなく、あなたの想像力が必要

(写真はイメージ:pixabay.com) (文・田中ありす) 5月28日に神奈川県川崎市で起こった無差別殺傷事件について、一市民として非常に心を痛めている。ある日突然理由もなく生きる権利を奪われるという、これ以上ない暴力。生存者や目撃者の方が負ったであろ…

川崎殺傷事件「死ぬなら一人で死ね」論争に思うこと

(文:Longrow)(画像:pixabay) 川崎殺傷事件で亡くなられたお二人に、心から哀悼の意を表するとともに、心身に傷を負われた方々の回復をお祈りします。また、何よりも被害者の方々を第一に考えた行動がなされ、メディア報道などによる被害の拡大が起こら…

川崎殺傷事件「犯人にひきこもり傾向」報道から思うこと

(写真はイメージ:pixabay.com) (文・ひきポス編集長 石崎森人) 偏見の誕生 news.tbs.co.jp 報道にある通り、川崎市で19人殺傷という痛ましい事件が起きた。被害に遭われた方々やそのご家族に心より哀悼の意を表したい。 この事件の犯人は「ひきこもり傾…