(文・湊 うさみん)
毎日が休日のひきこもりは暇つぶしに熟練してると言えます。少なくとも私はインドアな趣味だけでいくらでもひきこもることができます。買い物などを除けば、一年くらいずっとひきこもっていられます。
本
エジソンは小学校を中退して、本を読みまくっていたと聞きます。役に立たない知識を学校で詰め込むより、有益な情報を摂取したほうが人生が豊かになるかもしれません。
近くの図書館に目当ての本がなくても、取り寄せてもらうことができます。読みたい本をネットで予約することもできます。ただし、漫画やライトノベルは取り扱っていません。
私はひきこもり・ニート・自殺関連の本ばかり借りてて、司書さんに心配されそうです。
ゲーム
ジャンルにもよるのですが、RPGは中古で1000円で購入して、100時間楽しめることもあります。本と同じくらいのコスパの良さを誇っています。
最近はソーシャルゲームを無料でプレイすることもできますが、あちこちに課金へと誘導させる罠があるので要注意。
今はソシャゲバブルと言われるくらいのソシャゲブームですが、何十億と稼ぐゲームがある一方、半年でサービス終了してしまうものもあり、人気の差が激しいです。
動画配信サービス
月1000円程度で、アニメ、ドラマ、映画が見放題です。図書館だと現地まで行かないと本を借りられないという欠点があるのですが、これならネットですべてが完結します。
月に1~2本見るくらいのライトユーザーの場合は、動画を単品で購入することもできます。
音楽配信サービス
これも月1000円程度で音楽が聴き放題です。しかし、どこの配信会社も邦楽にはちょっと弱く、目当てのアーティストの曲が聴けないことも。
ある程度の制限はかかりますが、無料でも楽しむこともできます。
また、ネットラジオというのもあり、テレビの普及ですたれたラジオが、立ち位置を取り戻しつつあります。
テレビ・動画
地上波だけでなく、ネットテレビであるAbemaTV、Youtubeやニコニコ動画などたくさんの動画があります。
つけっぱなしにしておいて面白そうな番組が始まったら見るという使い方もできますが、あっという間に時間が過ぎています。
漫画の無料配信
電子書籍を配信しているサイトでは、一部のマンガが無料で読めます。また、とある漫画を期間限定読み放題というキャンペーンを行っていることもあります。
つい最近、横山光輝の三国志が全巻読み放題になっていました。
そのほか、マンガ図書館Zでは絶版になったものや単行本化されていないマンガを好きなだけ読むことができます。
ネットサーフィン
上に挙げたものはネットのサービスが多いですが、別口で書いておきます。色んな人のブログを見たり、ニュースを読んだり、SNSを楽しんだり、チャットをしたり。
最近はひきこもり当事者のオンラインミーティングもちらほら開催されています。
筋トレ
ひきこもりができる数少ない運動です。
運動する機会がなく、どうしても運動不足になりがち。体力に自信がなくなると社会復帰にも自信がなくなってしまいますので、いつでもチャンスがきたら社会復帰できるよう、体力をつけておくのはありです。
筋トレではありませんが、私は食料や消耗品をあえて買いこまずに買い物に行く回数を増やすということをやっています。そうして少しでも筋力をつける。
スポーツクラブでの運動もありですが、お金がかかってしまいますし元気がないと行けません。
掃除などの家事も体を動かすのでオススメですが、掃除を運動扱いはちょっと難しいですね。
モノづくり
文章、イラスト、音楽、動画といったよく知られているものだけではなく、裁縫やパッチワーク、陶芸など。作ったものでお金を稼ぐこともでき、一石二鳥です。
技術を身につけるまでに時間がかかるのが難点ですが、楽しみながらやれるのであれば、その時間も苦にはならないでしょう。
何もしない
正確には何もしないように見えるだけで、頭の中では色んな考えが渦まいています。「いかにして生きればいいか?」「将来はどうする」「なぜこんな人生になったのか」などなど。何もしないように見えていても実際は思索にふけっています。
ネットの発達により、インドアなヒマつぶし方法がたくさんできてきました。毎日が休日であってもコンテンツを消化しきれません。
ちなみに私は病気で体が動かないことがよくあるので、「何もしない」をすることが多いです。インドアでの時間潰しに熟練してしまったけれど、外に出て遊べるなら遊びたいというのが本音です。
執筆者 湊うさみん
20代でドロップアウトして自殺未遂。ニート歴10年以上のエリートニートになっちゃいました。