(文・湊 うさみん)
結論から言えば儲かりました。
そもそも私がFXを始めたのは、生活費のためです。アラフォーにもなって親にお小遣いをもらって生活している身ですから、なんらかの収入源がほしかったのです。
しかし、普通にバイトしようとしても落とされます。治験も健康な肉体ではないから不採用で、うつ病向けの治験も薬の効能がかぶるといった理由でやはり落とされました。
クラウドソーシングも始めてました。一応文章は書けるからライター系の仕事がいいなと探してみて、たくさん見つけました。しかし、どれも安い! 時給換算したら100円の仕事もざらにあります。100円って。自販機のつり銭取り忘れを探してるほうが儲かりそう。
まっとうな時給の仕事は競争率が高く、実績のない私ではまたも不採用になりました。
やる気は全然なかったのですが、苦肉の策としてFXに手を出しました。運が悪いのは自覚しているので、負けるビジョンしか見えませんでした。
ビギナーズラックなのか向いていたのか
ところが。
おかしい。勝ててしまう。基本に忠実にFXをしているだけで勝率8割を超えて軍資金の7万円は増えていきました。
投資ファンドの頭のいい人や、何冊も本を出してるベテランと同じ土俵で戦って勝てるはすがないのに、勝ててしまっている。
私の中のFXのイメージは、世界大恐慌やリーマンショックによって大暴落して、何千万単位の損を出して首を吊るといったものです。新小岩駅は投資で負けた人が行きつく場所として有名ですし。
社会の負け組の私が勝てるなんておかしい。
やっぱり勝ち続けられるはずがない
調子に乗ってFXしていた時のこと、急激にドル円が上がったので反動で下がるだろうと予想。トレードを開始したのですが、下がるはずのところがどんどん上に上がっていく。
最終的に含み損(確定してない損)は1万円を超え、このままいくとロスカットという事態に陥りました。ロスカットとは、証券会社が、「キミ、こんなに負けちゃったら払えないでしょ。損がこれ以上膨らまないようにトレード中止しておくね」という意味で、要は最悪の事態ということです。
結果としては、かろうじてロスカットは避けられたのですが、私はここで理解しました。
普通にやっていれば勝てるけれど、イレギュラーなことが起きたとき大損して結果、プラマイゼロになるのがFXであると。
ちなみに、ロスカット寸前になっていたときは、体調がめちゃくちゃ悪くなり、トレード画面を見られない状態になっていましあ。メンヘラはあまりFXに向いていないように感じます。
ひきこもりで気が小さいから向いている?
元々気が小さいのもあり、トレードを開始したら画面から離れられません。ちょっと下がっただけでびびってしまい、逆に上がれば「読み通りさ、ふふ」などと調子に乗って、利益を確定するタイミングを間違える始末。
気が小さすぎて「ちょっとでも危ない匂いがしたら利益を確定する」という
スタンスでFXを続けた結果が以下の画像です。
小勝ちばっかり。
7万円スタートで、1万3千円ほど勝ち越しています。生活費を稼ぐほどではないのですが、この収益はうれしい。自分の手で稼いだお金です。
なぜ勝てているのでしょうか。それは、ひきこもりならではの「画面張り付き」によるものだと思います。
ちょっとでも危なくなったら逃げられるので、「気が付いたら大損していた」ということはありません。
しかし、疲れます。ものすごく疲れます。ちょっとの値動きで一喜一憂するものだからさ精神的にも疲れますし、画面jから離れられないので肉体的にも疲れます。
時給でいえば1000円を切っているので普通に働いたほうが分はいいでしょう。
しかし、私は普通には働けない身です。
もうちょっと続けてみて「ひきこもりがFXで億万長者苦なった話」を書けるように頑張ります。誰にも会わずに自分のペースでできるお金稼ぎなんて他にないですしね。
執筆者 湊うさみん
20代でドロップアウトして自殺未遂。ニート歴10年以上のエリートニートになっちゃいました。