ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-

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不登校ひきこもりだった私(1)


不登校ひきこもりだった私001

 

語り手 林恭子さん
聞き手 ぼそっと池井多
企画・制作 VOSOT
ぼそっとプロジェクト
<2018年4月7日収録>

 

 

 

 

 

ぼそっと池井多 昨年度、2017年度は、ひきこもりUX女子会で全国キャラバンで粉骨砕身、いろいろな都市を回っておられましたけれども、手ごたえはいかがでしたか。

林恭子 やはり、すごくありましたね。各地で、思っても見ないほどの人数の方が集まってこられて、……たとえば九州でおこなった時などは80人近くいらっしゃって、福岡でやったんですけれども、沖縄以外の全県から参加者がいらっしゃったんです。

やはり、そういう場がないんだな、ということはすごく感じましたね。

今年度も、さいわい助成金をいただくことができたので、来月以降、全国キャラバンをやります。

ぼそっと池井多 今年の方針として、何か新しいものがありますか。

林恭子 とくにそれはないんですけれども、できるだけ前年に行けなかった都市にも行きたいな、というふうにも思ってますね。

ぼそっと池井多 これはUX女子会のアンケート(*1)で脚光を浴びてきたのか、「じつは主婦のひきこもりが多い」という話になってきましたけれども、こういう事実も今後のご活動で焦点を当てていくのでしょうか。

 

林恭子 私たちの調査報告書とスペシャルブックの中にも報告させていただいたように、女性のひきこもりは主婦の方が25%、4分の1いる、ということがわかりましたし、そういった方の居場所というのがほんとにないですしね。

なので、昨年度から少しずつ始めているんですけれども、今年度は「女子会のつくり方講座」というのも何回かやるんですね。

やはり各地で、自分たちで(居場所を)つくっていく、ということが広がっていかないと、新幹線を使ってわざわざ(東京などの居場所に)来ているようでは大変ですからね。だから、そういう広がりができていかないと、と思っていますし、最近も実際に滋賀県徳島県で女子会ができたという連絡があって、京都、高松、横浜、こんど川崎でもできるということなので、徐々にひろがってはきてるんですよね。

 

……。

 

 

(詳しくは映像をごらんください。)

 

 

・・・「不登校ひきこもりだった私(2)」へつづく