ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-

『ひきポス』は、ひきこもり当事者、経験者の声を発信する情報発信メディア。ひきこもりや、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げます。当事者、経験者、ご家族、支援者の方々へ、生きるヒントになるような記事をお届けしていきます。

当事者手記

強迫性障害を治すことは、私にとって世界を​"雑に生きること"と同義だった

強迫性障害を治すことは私にとって 世界を"雑に生きること"と同義だった いつでも世界に何か価値を見出だしたくて、日常の景色に、手に触れるものに、感情の微細な揺れに、目の前の人の瞳孔の振動に、その意味をその理由を見出だしたかった。 自分の部屋のド…

苦しみ続ける精神ではいられない むごさ

目の前を鮮烈に横切るむごさ 著・写真 ゆりな 瞳が、人形にはめ込まれたビー玉のように 表情は、思考と筋肉の結び付きが緩み、 「嘘」と呼ばれる行動に手をつけ始めている。 今はまだ顔の皮膚と仮面の隙間に指を入れてひき剥がすことが出来ても いつしか面は…

真の働き方改革。「JRは積極的に遅延しろ」

1.会社は働き方改革を推進してくれるか? 2.会社がダメなら、会社の周りを変えてしまえ 3.JRは積極的に遅延しろ 4.Google級の企業が100社そびえたつ国、日本 5.アホか。 (文:Longrow) (画像:Longrow、pixabay) これを通勤地獄と呼ぶなら、…

一人は寂しいと言われつつも、一人が好き

(文・湊 うさみん) 一人でいることが好きです。 よく「ご飯はみんなで食べたほうがおいしい」と言いますが、一人でのんびり食べるほうが好きなんです。 私はご飯を食べるのが遅いので、しゃべりながら食べるとさらに食事が遅くなります。一人で食べても30…

「ひきこもり」のいそがしさ

ひきこもりは、何年も一人で過ごして退屈しないのか?——素朴な疑問に、喜久井(きくい)ヤシンさんははっきり「しない」と答えます。「ひきこもりに休息はない」と語るその真意とは。独特な言葉遣いで語る当事者手記をお届けします。 私には人と会うことがな…

愛着が湧いてぬいぐるみが好きすぎる

(文・湊 うさみん) ぬいぐるみが好きです。 いい年(※うさみんは三十代)こいてぬいぐるみ……?などと思われそうですが、好きなものは好きなのです。 思い返してみれば、私のぬいぐるみ好きの原体験は幼少期の頃に遡ります。 「家族は怪物」の記事にも書き…

生きていたくない -彼女が語った言葉-

彼女の言葉に共感した、あの日 生きていたくない だから、もちろん働きたいとも思わない。 世界がなくなって私一人、孤独になりたい。 でも、世界をなくすことはできない。 だから、私がいなくなれば、私は孤独になれる。 2018年9月、 私が参加した講演会に…

ヒキメシ〜食事をのぞけば、孤立が見えてくる〜

(文:ゆーてぃー / え:おかだま) 徒歩3分のコンビニが遠い ひきこもりの皆さん、食事はどうしてますか? ひきポスの編集部員同士でも、度々話題に上がるテーマです。当たり前ですが、人間はごはんを食べないと死んでしまいます。 私は単身で暮らしている…

敏感な人はHSPという体質かもしれません

(文・湊 うさみん) HSPという単語をご存知でしょうか。Highly Sensitive Personの略で、刺激に敏感な人のことを指します。 大きな特徴としては、大きな音が苦手なこと、びっくりしやすいこと、不安が強いこと、マルチタスクが苦手なこと、自己評価が低いこ…

引きこもりの時間は、長い視点で見ればプラスになる

はじめまして。私は、安西直紀(あんざい なおき)と申します。 私は高校時代のある日、学校で学ぶ意味が分からなくなり不登校になりました。家族同士の関係もギクシャクする中で、10代から20代にかけて約3年間の不登校・ひきこもりとなり、その間に高校留年…

ひきこもり当事者会に行ってみたのでレポート

(文・湊 うさみん) 「ひきこもりUX会議セクマイ会」に行ってきました。 ひきこもり経験者が運営するひきこもり当事者会で、UXとはUnique eXperience(ユニーク・エクスペリエンス=固有の体験)の意味だそうです。 ひきこもり女子会やひきこもりママ会とい…

〈 電話恐怖症 〉との全力の闘い  私だけの対処法12ステップ

なぜ電話などというものが発明されたのか。メールが普及しているというのに、なぜ人類はまだ電話を根絶させないのか? 診断を受けたことはないが、私は「電話恐怖症」というべきものにかかっている。 自分から未知の相手に電話をかけようとするとき、私は心…

食欲不振と食欲が止まらないを繰り返す

(文・湊 うさみん) 私は体形がしょっちゅう変わります。 あまり共感してもらえないとは思うのですが、うつになって遊ぶことすらおっくうな状態になると、ご飯を食べることすらめんどくさいのです。 食事ってよく考えてみると、目の前にあるものをポイポイ…

ひきこもりなせいで友達がいなくなる

(文・湊 うさみん) ひきこもりやニートになると友達が減りませんか。私の場合はだいぶ減ってしまいました。 別にその友だちが「まともに働けないダメ人間と一緒にいるとこっちまで精神が腐ってしまう」といった理由で離れたわけではありません。向こうは普…

精神科が怖すぎて行けなかった

(文・湊 うさみん) 私は精神科は怖くありません。少なくとも職場に比べれば。 ひきこもりやニートの方で、精神科に行くことに抵抗があるという人に結構会いました。 精神科に行くと自分がおかしいことを認めてしまうようでイヤだという人や、働けていない…

「人生で」成功するのではなく、「人生を」成功させるためのヒント 〈シューレ大学〉と私

30代以上のひきこもり経験者でも、気軽に学び合える場があるのをご存じだろうか。今回は、東京の〈シューレ大学〉について、卒業生の喜久井(きくい)ヤシンさんが語ります。シューレ大学の独特な試みは、新しいあり方のヒントとなるかもしれません。 はじめ…

ひきこもりの生活費はどこから出てくるの?

(文・湊 うさみん) 「ニートはお金どうしてるの?」 みんな知りたいだろうけれど、あんまり聞かれない質問です。というのも日本においてはお金の話をするのはタブーとされてますしね。お金について聞くとがめついって思われてしまいそうですし。 ニートの…

コンプレックスの行方

見ないように、考えないようにして、心の隅に追いやったコンプレックスは、いつまでも私を"過去"に縛り付ける。 私が「学歴」というものに縛り続けられている背景には、学生時代の1つの後悔がある。 いじめや母親との確執から、自らの自信を喪失し、人生の…

学校に行ってしまった

(文・湊 うさみん) 「気分が悪い」と言ってよく学校をずる休みしてました。 実際は体調万全で、どこも悪いところはなかったのですが、学校に行きたくないから仮病を使っていたのです。 内科で診察を受けさせられた時は申し訳ない気分でした。お医者さんは…

恋愛しても最長二か月-人格障害の恋愛

(文・湊 うさみん) 恋と愛の違いは、性的な要素が含まれているかいないかだと思います。 その意味では、私は人を愛したことがありますが、恋をしたことがありません。性欲が全然なく、好きな人ができてもエッチなことをしたいと思わないのです。 「人間な…

あれもつらい、これもつらい、全部つらい、全部全部つらい

(文・秋久 いつか) 父はむかし、 「愚痴が背広を着て歩いているようだ」 と言われたらしい。 その父の名に恥じず、私も愚痴ばかり言っている。 体調の愚痴、昨日のできごとの愚痴、尽きることなく愚痴は湧いてくる。 しかし、私は決して愚痴を言うのが好き…

電話するくらいなら死んだほうがマシ

(文・湊 うさみん) 殺人。自殺。災害。電話。死刑。虐殺。葬式。 一つだけ仲間はずれがあるじゃないかと思うでしょうが、私にとっては仲間はずれではないんです。電話がとにかく嫌いで嫌いで仕方なくて、上に挙げたような単語と同じくらいマイナスの意味合…

世間で使われている「ふつうの人」という言葉の本当の意味がわかった(と思う)

「ふつうの人」って何だ問題 私はずっと、「ふつうの人」になりたかった。私は小学校からの「不登校」で、十代は「ひきこもり」。親とまともな会話ができない「アダルトチルドレン」でもあれば、おまけにセクシャリティが「ゲイ」でもある。家のことでも学校…

お風呂に入りたいけど精神的に入れない

(文・湊 うさみん) 一か月お風呂に入れませんでした。 「お風呂に入りたくない」ではなく「お風呂に入れない」という状況は普通の人にはわからないんだと思います。 お風呂が壊れてて入れないのか、それとも風邪を引いていて入れないのか。そういったこと…

よしこの家出

(文・秋久 いつか) ちょうど十年前の大晦日。 一人暮らしのちいさな部屋を掃除して、玄関に正月飾りをつけた。 それから電車とバスを乗りついで30分ほどの実家に帰ると、ふてくされた顔の父が、一人で出迎えてくれた。 母と口論になったらしい。 お世辞に…

クリスマスの駅頭で出会った小さな「現代」―「ひきこもり支援」を考える

街にはチャリティの空気が満ちていた。シリア難民救済の募金箱をかかえる若い女性に、一人の白い杖をついた中高年の男性が背後から近づいていた。そこに小さな「現代」が起こった。……

故郷はない、過去も語れない、近所から孤立したひきこもり。『あなた何してる人』第4回

「私とは何者か」を近所の人に知ってもらうためには、「私とは何者か」を語ってはいけない…。ウッカリもらってしまった一本のキュウリから始まる近所とのコミュニケーション地獄!

ワケあり女子のワケのワケ⑲ 絶望のマインドフルネス(後編)〜自己からの解放

それは「自己」からの解放だった。 この世界のあらゆるものに受け入れられた気がした。 モノクロだった世界が鮮やかに色づき始めた。

私が支援の場で言われた最悪の言葉 「いつまでも〇〇じゃないんだから」

今回は、支援者から言われた一言がテーマです。言う側は励ましのつもりで発言していても、当事者にとっては、「最悪」だったというその言葉とは何か。生きづらさ当事者との、向き合い方を考えさせられる一本です。 支援者から言われた言葉 八歳ほどの頃から…

ひきこもり、外に出る

(文・湊 うさみん) 日本一の詩人、中原中也は精神病院に強制入院させられ、脱走。精神衰弱して外を出歩くのは人のいない深夜のみだったと言います。 人のいる昼間に外に出たくない気持ちはよくわかります。みんなが自分を見下しているんじゃないかとか、自…