ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-

『ひきポス』は、ひきこもり当事者、経験者の声を発信する情報発信メディア。ひきこもりや、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げます。当事者、経験者、ご家族、支援者の方々へ、生きるヒントになるような記事をお届けしていきます。

インタビュー

精神障害の当事者としてどのように政治家になったのか 堀合研二郎さんインタビュー

いま自治体によっては地方議会の議員の成り手がいなくて困っている。そこでひきこもり当事者が「社会復帰」するのに、選挙に出て議員になるという方法が考えられる。それに成功した当事者の例を詳しくうかがっていきます。

「なぜ利用者は脱走するのか」暴力的支援団体スタッフ? 徹底インタビュー 第2回

以前から訊きたかったことを訊いてみた。「ひきこもりを問題として抱える家庭の弱みにつけこんで、ぼったくっているということはないのですか。」

「ここで働いてみて思うこと」暴力的支援団体スタッフ? 徹底インタビュー 第1回

「ひきこもり当事者の人権をどう思っているのか」 私は踏み込んで彼に訊いてみた。 彼が働く自立支援団体を「暴力的支援団体」と呼ぶ当事者を、私は知っていたからだ。すると・・・

「親の心配はぼくを押しつぶした」 イタリアのひきこもり当事者アレッシオの過去と未来

「コロナ禍で当事者会が開けない」 それは、日本だけでなくヨーロッパにおいてもひきこもりたちの問題だった。 イタリアのひきこもり当事者アレッシオに、最近の欧州ひきこもり事情を訊く。

「日本のコミュニケーションでは人は幸福になれないか」 日本初のイタリア人精神科医フランさんインタビュー  第6回

「症候群」とした時点で、ひきこもりは不可避的に精神医学の臨床単位となり、治療の対象になってしまう。さらに二、三年前まで、ひきこもりは日本の文化依存症候群といわれていたが、世界中にひきこもりがいるとわかってから、それは否定されたはずである。…

“Maybe Japanese way of  Communication Doesn't Make People Happy” Interview with First Italian Psychiatrist in Japan, Fran Pantò Round 6

Until a couple of years ago, it had been said that hikikomori was a Japanese culture-specific syndrome. This has been disproved since we recognized hikikomori can be found in many other countries. However, there are still times when it see…

“Come la comunicazione giapponese non rende le persone felici” Intervista a Primo Psichiatra Italiano in Giappone, Fran Pantò 6° Round

Fino a un paio di anni fa, si diceva che l'hikikomori fosse una sindrome specifica della cultura giapponese. Questo è stato smentito da quando abbiamo riconosciuto che l'hikikomori può essere trovato in molti altri paesi. Tuttavia, ci sono…

「外国人として研修医生活を送る苦労と醍醐味」 日本初のイタリア人精神科医フランさんインタビュー 第5回

言語の異なる国で精神科医になるという難しい道を歩めているのはなぜか、とよく聞かれる。 僕の答えはこうだ。 「失敗に対して耐性があるから」

“The Hardships and Joys of Residency Life as a Foreigner” Interview with First Italian Psychiatrist in Japan, Fran Pantò Round 5

I am often asked what is the secret to being able to walk the difficult path of becoming a psychiatrist in a country of a different language. Here is my answer. "I have a high tolerance for failures."

“Le difficoltà e le gioie della vita da medico  straniero” Intervista a Primo Psichiatra Italiano in Giappone, Fran Pantò 5° Round

Spesso mi viene chiesto qual è il segreto per poter percorrere il difficile cammino di diventare psichiatra in un paese di una lingua diversa. Ecco la mia risposta. "Ho un'alta tolleranza per i fallimenti".

「プレイするだけで癒されるゲームを作りたい」日本初のイタリア人精神科医フランさんインタビュー 第4回

ひきこもりを専門とする、日本史上初のイタリア人精神科医になるために研修期間を終え、博士課程に在籍中のフランさんに、2年ぶりにお話を聞かせていただきました。

“I want to create a game to cure the mind and the spirit of the player.” Interview with First Italian Psychiatrist in Japan, Fran Pantò Round 4

It's been two years since we interviewed Fran, who is currently enrolled in a doctoral course after completing her residency to become the first Italian psychiatrist in Japanese history to specialize in hikikomori.

“La creazione di un videogioco che curi l`anima.” Intervista a Primo Psichiatra Italiano in Giappone, Fran Pantò 4° Round

Sono passati due anni da quando abbiamo intervistato Fran, che è attualmente iscritta a un corso di dottorato dopo aver completato la sua specializzazione per diventare la prima psichiatra italiana nella storia del Giappone a specializzars…

【ひきこもりと地方】「支援につながれない人のためにも居場所を」大分『居場所〜特性を生かす道~』代表・結実さんインタビュー

「地方は生きづらいです。ジェンダーバイアスも強く、ひきこもりに関連して、いくつか殺人事件や傷害事件が起こってきました。あのようにならざるをえないものが、地域の地域社会の中に環境としてあるのです。」

【ひきこもりと地方】「どこかに勤めることだけがゴールではない」北海道石狩市のひきこもり経験者・のり子さんインタビュー第3回(最終回)

ひきこもりから脱したのり子さんは、農業の世界に飛び込みます。心地よい働き方を模索しながら、「札幌ひきこもり女子会」副代表として活動する思いを語っていただきました。

「コロナ禍で引きこもりやすくなる」は嘘 今こそ読んでほしいひきこもり当事者へのインタビュー

(編集 喜久井ヤシン ) 今回は、長期間のひきこもり経験を持つコスモスさんへのインタビューです。新型コロナウイルス対策のため、外出自粛を余儀なくされる昨今。一部の当事者のあいだには、「引きこもりやすくなった」という反応もあります。しかしコスモ…

【ひきこもりと地方】「ひきこもりを理由に恋を諦めたことはない」北海道石狩市のひきこもり経験者・のり子さんインタビュー第2回

「恋愛って、人生の大切な部分を占めていると思うんです。もっと話し合われたり、議論されてもいいのではと感じています」と、語る女性ひきこもり経験者のり子さん。第2回はタブーとされがちな「ひきこもりと恋愛」を中心にお話を伺いました。

【ひきこもりと地方】「不登校の背景には、弟や母の病気があった気がします」北海道石狩市のひきこもり経験者・のり子さんインタビュー第1回

北海道札幌の中心街から1時間、石狩市在住の女性ひきこもり経験者のり子さん。第1回は、家族のケアを担ってきた女性当事者という視点で語っていただきました。

【ひきこもりと地方】長崎から当事者が発信する情報誌「今日も私は生きてます。」から見た居場所論<後篇>

「居場所を求めてやってくる人は、情報誌の読者のことを考えず、何でもいいから自分の意見が通る場所がほしいとか、自分に注目してほしいとか、そういう目的でくるかもしれない。そうすると、情報誌づくりができなくなってしまうんじゃないかな。」

【ひきこもりと地方】 長崎から当事者が発信する情報誌「今日も私は生きてます。」から見た居場所論<前篇>

当事者メディア「今日も私は生きてます。」は他の当事者を救済する目的ではなく、ひたすら自分たちがたとえ生きづらいことがあっても今日も生きているということを発信し続ける情報誌。それをつくる場は、結果的に居場所の機能を帯びることもあるように見え…

【ひきこもりと地方】「中高年ひきこもりは、地方でタブー視されている」福島県郡山市のひきこもり当事者・ともやんさんインタビュー第3回(最終回)

最終回は、当事者であるともやんさんが「中高年・長期ひきこもり」をテーマにイベントを企画をした経緯について伺いました。首都圏とは違う、中高年ひきこもりの状況とは一体どんなものなのでしょうか。

【ひきこもりと地方】「正社員じゃない姿は仮の姿だという思いがあるんです」福島県郡山市のひきこもり当事者・ともやんさんインタビュー第2回

不登校から始まった6年間のひきこもり期間を経て、徐々に外出ができるようになった、ともやんさん。 通信制高校に通い、はじめての一人暮らし。順調に見える一方で「自分はどこかみんなと違う」という違和感があったと語ります。 第2回は「働くこと」「家族…

【ひきこもりと地方】「学校は緩い監獄でした」福島県郡山市のひきこもり当事者・ともやんさんインタビュー第1回

2020年1月。福島県郡山市にて「大人のひきこもりの話を聞く日 中高年・長期ひきこもりについて考える」と題したイベントが行われました。 開催したのは、これまでイベント企画などの経験皆無の中高年ひきこもり当事者、ともやんさん。 第1回の今回は、ひきこ…

【ひきこもりと地方】「なぜ息子に向かい合えなかったのか」悲嘆と再生の物語 第4回(最終回) 岩手県陸前高田市 ひきこもりの父親、佐々木善仁さんインタビュー

「いつかは子どもと向き合うことがあるだろう」と親御さんは考えておられるのかもしれません。しかし、何が起こるかわからないのです。思い立った時にやるということ。それをしなかった私などは、すごく後悔しているので。……

【ひきこもりと地方】「『生きていていい』と思える居場所」長崎県佐世保のひきこもり当事者 中村秀治さんインタビュー第3回(最終回)

ひきこもりにとって「居場所」とは何なのか。そこで何をするとよいのか。それとも何もしないのがよいのか。何もしないうちに、居場所では何ができるのか。「何もしない」ことと「働く」の関係は……? 突っこんで語り合ってみました。

【ひきこもりと地方】「とにかく生きよう」長男に言って亡くなった妻 悲嘆と再生の物語 第3回 岩手県陸前高田市 ひきこもりの父親、佐々木善仁さんインタビュー

3年間ひきこもっていた次男。津波が来ても2階の部屋から出てこない。母は、階段の下にペットボトルと米を置いて長男と逃げた。そのときには、すでにすぐ先に波が迫っていた。……

【ひきこもりと地方】「前向きでない、がんばらない時があってもいい」長崎県佐世保のひきこもり当事者 中村秀治さんインタビュー第2回

東日本大震災が起こったとき、ひきこもりでありながら被災地へボランティアに向かった人はけっこうたくさんいた。長崎県佐世保に住む中村秀治さんもその一人であった。現地で何を感じ、何を考えたのか。

【ひきこもりと地方】「いつも教師の顔色をうかがって疲れていた」長崎県佐世保のひきこもり当事者 中村秀治さんインタビュー第1回

長崎県佐世保市。県庁所在地ではないが、この地方の中核都市として、さまざまな特色を持つこの地の居場所に通う一人のひきこもり当事者がいる。中村秀治さん。ひきこもりとして自身の体験を自費出版したこともある。このシリーズでは尾崎すずほさんを交えて…

【ひきこもりと地方】「世間体など考えたこともない」 悲嘆と再生の物語 ― 岩手県陸前高田市 ひきこもりの父親、佐々木善仁さんインタビュー第2回

陸前高田市 ひきこもりの父親 佐々木善仁さんの長編インタビューの第2回。悲しみと痛みを越えて、ひきこもりになっていった経緯をつぶさに思い返してくださった。「後悔」の向こう側に見えてくるものとは。

【ひきこもりと地方】「あの時は、もう大泣きしました」 悲嘆と再生の物語 ― 岩手県陸前高田市 ひきこもりの父親、佐々木善仁さんインタビュー第1回

台風19号で土砂が流れこんだ岩手県宮古市のひきこもりの居場所で、スコップをふるって復旧作業に汗する69歳の佐々木善仁さん。ひきこもりだった次男は、3.11で避難せず、津波に呑まれて亡くなった。その悲嘆と再生の物語をシリーズでお届けします。