文:喜久井伸哉 じぶん じぶん じぶん じぶん じぶん じぶんじぶん じぶん じぶん じぶん じぶん じぶん(有馬敲の詩「せみ」) よく「自己肯定感を高めましょう」という声を聞く。自分を肯定できるようになると、学業や就業がうまくいき、生活の質も良くな…
イメージ画像 Ishizaki Morito with GPT5 文・T 気づけば、外へ出られなくなっていた 私が完全に家から出られなくなったのは、23歳の夏だったと思う。 自分の身に起こったことでありながら思うなどと曖昧な表現を使うのは、自分でも正確な時期がわからないか…
文:喜久井伸哉 私は、「自己肯定感」という言葉が、よくわからない。いや、使われ方だけなら、嫌というほど知っている。「自尊心」や「自己効力感」に似た言葉で、自分の価値や存在意義を認める、というような意味だろう。学生や会社員に対して、いたるとこ…
イメージ画像 Ishizaki Morito with GPT5 シリーズ・私のひきこもり体験 〜隠された子供〜 文・はな編集・石崎森人 前回まで 高校を卒業してから三年ほど、私は家にひきこもっていた。母親が脳卒中で倒れたことで、それまで避けていた病院や保険会社、親戚と…
文:喜久井伸哉 「なぜ」という問いかけが問題になる2つの要因 私は「なぜ」に傷ついてきた。特定の状態に至った「原因」を聞き出そうとする問いかけだ。私は10代のころ、「なぜ不登校になったの?」「なぜ引きこもったの?」といった質問(ないし尋問)をよ…
イメージ画像 Ishizaki Morito with GPT5 再来週、9月10日から、「隠された子供」の第2部の連載が始まります。 「隠された子供」は、家族の中で自分の存在を隠されながら育ち、その後ひきこもるようになった、はなさんの手記です。 第1部では、幼い頃から高…
※ひきポス編集長・石崎森人の個人開発プロジェクトについての告知です。 文・石崎森人 現在、自己肯定感の低さや、頭の中で自分を責め続けてしまうことに悩む人に向けて、「エポケ」というアプリを開発しています。 エポケは、自己否定的な言葉が浮かんだと…
一番線から戦争がまいります (多くの方に快適にご利用していだくための駅員からのお願い) まことにご迷惑おかけしております一分の遅れたいへん申し訳ございませんすでに前の駅を可決しておりますのでこれからすぐに徴兵がまいりますみなさま白線の内側でお…
文:喜久井伸哉 戦争のはなしは、気まずい。苦しかった、怖かった、痛かった、貧しかった、死んでしまった……。たくさんの、辛い話を聞くことになる。わたしは子どものころから、戦争の話を受け止めきれなかった。それは、話の中身が重いせいではない。率直に…
イメージ画像 Ishizaki Morito with GPT5 文・T まわりの子供たちと自分 自分はまわりの子供たちと少々違うのではないか、と思い始めたのはいつ頃だっただろう。 家庭の事情によって周囲より一年遅れて保育園に入園したとき、そこですでに仲良しグループが形…
文:喜久井伸哉 どうか今回の話は、パソコンが得意な人は、読まないでほしい。きっと、理解も共感もできない。私自身がパソコンやスマホなどのテクノロジーに適応できていない、という話なので、読まれることに恥ずかしさもある。 近ごろは、日常生活のデジ…
イメージ画像 Ishizaki Morito with GPT5 文・T 朝の散歩 朝の散歩を日課として随分になる。 はじめに、前提として私の状況を説明しておきたい。私は20代はじめから10年以上を完全に家から出られずに過ごした。詳細まではとても伝えられないが、とにかく外界…
文:喜久井伸哉 部屋に花が在る苦しさ、を感じたことがあるだろうか。室内に飾られた花は、開花から枯死(こし)までの変化を、まざまざと見せすぎてしまう。孤立して暮らしている時分(じぶん)には、それがつらすぎることがある。 花は、常にうつろい、変…
イメージ画像 Ishizaki Morito with GPT5 文・石崎森人 ブログを読むことが減ってきた時代 最近、ウェブ上での情報の探し方や、文章を読む習慣が少しずつ変わってきているのを感じます。 以前のように検索エンジンで調べて個人のブログを読みに行く行動は減…
(文 喜久井伸哉) 今回は、江戸時代に書かれた井原西鶴(さいかく)の短編集『本朝二十不幸(ほんてうにじゅうふかう)』から、一編の拙訳をお届けする。 なんで? と思われるだろうが、日本の「親孝行」の価値観のルーツをたどっていったときに、本作はダ…