ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-

『ひきポス』は、ひきこもり当事者、経験者の声を発信する情報発信メディア。ひきこもりや、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げます。当事者、経験者、ご家族、支援者の方々へ、生きるヒントになるような記事をお届けしていきます。

セクシャルマイノリティ

ほんとうに相手を「理解」することができるのか 当事者に「原因」を聞く暴力性

支援においては、当事者の言葉に耳を傾け、内面を理解することが重要だとされています。しかし、そこで用いられる言葉が間違っていたり、そもそも説明できる言葉が存在していなかったとしたら、どのような「理解」が可能なのでしょうか? 理解しあう難しさに…

不登校もひきこもりも、自分で選んだ人生ではありませんでした

私は、自分で選んでいないものによって批判されてきた。 「不登校」がそうだった。「ひきこもり」がそうだった。「ゲイ」がそうだった。 どれも自分では選んでいないが、私は「不登校」として育ち、「ひきこもり」として過ごし、「ゲイ」として生きてきた。 …

私は「ガラスの墓」があって進めない 「多様性」や「イノベーション」を能天気に語る人たちへの違和感 

「多様性」対「多様性」 私は一人のゲイとして、同性婚に賛成だ。 自由に結婚できたらよいと思う。 しかしそこには、「人は結婚してこそ幸せ」という価値観がある。 セクシャルマイノリティ(性的少数者)のなかには、性的感情のない「アセクシャル(無性愛…

ガラスの墓 性的少数者の〈見えない生きづらさ〉

(文・写真 喜久井ヤシン) 政治家などによるLGBTへの差別発言は、当事者を深く傷つけてきました。しかし直接的な言葉だけでなく、「語られなかった言葉」にも差別があります。今回は、小説や詩の言葉から〈生きづらさ〉を考察。ゲイの当事者の声をお届けし…

LGBT(セクシャルマイノリティ)とひきこもりは関係あるの?

(文・湊 うさみん) あまり知られていないことですが、LGBTとひきこもりには深い関係があります。というより私自身がLGBTのTなので生きづらさが半端ないです。 2013年に「虹色あじさいの会」が行った「性的マイノリティとひきこもり」の調査結果があります…