ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-

『ひきポス』は、ひきこもり当事者、経験者の声を発信する情報発信メディア。ひきこもりや、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げます。当事者、経験者、ご家族、支援者の方々へ、生きるヒントになるような記事をお届けしていきます。

ひきこもり

チタ紀行 〈戸塚ヨットスクール〉まで行って海に花束を投げ捨てた話

今回はひきこもり当事者による、〈戸塚ヨットスクール〉への旅行記をお届けする。戸塚ヨットスクールは、80年代に多数の死者を出して社会問題となった団体だ。しかし現在でも運営が続けられており、在籍者の自殺などが発生している。本稿は、その戸塚ヨット…

〈戸塚ヨットスクール事件〉って何? 今あらためてふり返ってみる

今回は、戸塚ヨットスクール事件と、暴力的支援団体が起こした死亡事件をふり返る。ひきこもりに対する暴力的な対応はなぜ起こるのか。過去と向き合うことで、あらためて見えてくるものがあるかもしれない。 (文・写真 喜久井ヤシン) 「こらあーッ! 見え…

シューレ大学〈研究イベント〉開催のお知らせ

今週の10月26日(土)に、シューレ大学で「研究イベント」が開催されます。イベントでは、学生たちが自分の生きづらさと向き合った成果を発表。身近な悩みを掘り下げた「当事者研究」は、聞く人に新たな気づきをもたらすかもしれません。シューレ大学の卒業…

ひきこもり名人となった私(12)田舎へ移住してひきこもる方法

「最低限度の生活、ホームレスのちょっと上くらいの生活ができればいい」 ひきこもり名人勝山実が、コストの高い都市部での生活を捨て、地代の安い田舎でひきこもってみた。その結果はいかに。

喜久井ヤシン・湊うさみん ひきこもり+セクシャルマイノリティのダブルマイノリティによる対談後編

ひきこもりはマイノリティであり、少数派です。そのうえに「セクシャルマイノリティ」という生きづらさを抱えていて、ひきポスのライターである二人。喜久井ヤシンと湊うさみんが対談を行いました。 お互いのセクシャリティへの興味、体験談、コンプレックス…

忘却力 むかしの嫌な記憶をはっきり「忘れたい」と思えるだけの魅力が今日以降にないことのほうが問題

「記憶力を鍛えよう!」……といった言葉はよく聞かれます。しかしひきこもり状態のように、心が疲れているときには、むしろ「忘れていく力」こそが大事なのではないか?今回は、記憶をテーマにした当事者手記をお届けします。 (文・写真 喜久井ヤシン) 「ど…

【ひきこもりと地方】沖縄のひきこもり当事者さとさんの内的現実 ~苦しみから搾り出された詩~

家族に縛られたくない。大阪にも追ってきたから、多分東京にも追ってくるだろう。だから、外国行く。…… 沖縄に暮らすひきこもりから絞り出される苦い言葉の数々が、いま詩となって不思議な世界を描き出す。

喜久井ヤシン・湊うさみん ひきこもり+セクシャルマイノリティのダブルマイノリティによる対談前編

ひきこもりはマイノリティであり、少数派です。そのうえに「セクシャルマイノリティ」という生きづらさを抱えていて、ひきポスのライターである二人。喜久井ヤシンと湊うさみんが対談を行いました。 お互いのセクシャリティへの興味、体験談、コンプレックス…

ひきこもりがゲームにはまって1000時間以上費やした話

(文・湊 うさみん) ひきこもりはネットゲームの世界でなら英雄になれます。 私はかつて、ネットゲーム(オンラインゲーム)を一日18時間くらいやっていたことがあります。 食事する時はモニターの前で食べ、トイレはできるだけ速やかに済ませ、お風呂は臭…

「ひきこもり原因は社会」は本当か。~ 官民一体ひきこもり支援ブームに異論あり ~

「ひきこもりの原因は社会にある」…専門家たちは断言する。はたしてそれは本当か。なぜ彼らはそういうのか。官民一体となってひきこもり支援が盛り上がるなか、誤った原因論がもたらす弊害について考える。ひきこもり言論界を挑発!

親は親の人生を生きればいいのか ― 「ひきこもり親子 公開対論」より 父親カズさんとの対話 第2回

「親は親の人生を楽しんでください」ひきこもり家族会で教科書のように言われるこのフレーズ。しかし、それぞれの立場からこの言葉を眺めてみると……。ほんらい門外不出の「ひきこもり親子 公開対論」から特別の許可を得て対話を収録、ここに公開します。

失敗力 「成功体験」より「失敗しても大丈夫な体験」がほしかった

新たな挑戦がしやすいのは、「絶対に成功しなければならない人」よりも、「失敗しても大丈夫な人」だ——。「ひきこもり支援」は、当事者が働けるように急かすけれど、それは正しいやり方なのか。当事者によるひきこもり支援論をお届けします。 (文・写真 喜…

受援力 私を救わないでください

ひきこもり支援の中には、ひきこもりを「救う」とうたう団体があります。しかしひきこもり当事者は、そもそも「救われたい」のでしょうか?今回は、ひきこもり支援のあり方に一石を投じる、当事者からの支援論をお届けします。 (文・写真 喜久井ヤシン) 「…

【NHKハートネットTV朗読記事】「ガッコウに行け」のルールに全員が縛られた

NHK 「ハートネットTV」において作者本人によって朗読された喜久井ヤシンの話題作。ガッコウへ行く、行かない、の二つしか選択肢がなく、その中で将棋の千日手のようにひきこもる。別に家にいたかったわけでもないのに、なぜひきこもったのかを語る。

ひきこもり名人となった私(11)ひきこもりバブルのころ

2000年代前半、ある意味で今と似た時代があった。いくつかの事件が起こり、ひきこもりを犯罪者予備軍と見なす議論が広がり、そのなかでスターダムにのし上がったひきこもり名人。今どのように振り返るのか……

【ひきこもりと地方】沖縄のひきこもり当事者タイキさんインタビュー最終回「つらかった体験を笑いに変えて」

「あなたの体験談を、あなたみたいに苦しんでいる人に語って。それが私たちへの恩返しだよ」そんな友達夫婦との出会い。さまざまな辛酸をなめながらも「ぼくは友達運に恵まれている」と振り返るタイキさん。決してきれいな形にまとまりきらない矛盾に満ちた…

夜中の街のにおい

無辺の空気は私を包み思考はむやみな感情からの解放を試みる 夜は、私の一辺を手放しけれど同時に、私の生は握ったままその手綱の結び目はどこにあるのか頭上を見上げる 静心をまとい、黒みを決め込む深更は 虹彩を操る必要のない時間帯 同調に従わず在るも…

【本】《生きづらブックガイド》うつ・ひきこもり・AC 生きづらさと向き合うための8冊+1

今回は〈生きづらブックガイド〉特集をお届けする。近年発売された本を中心に、うつ・ひきこもり・アダルトチルドレンなど、生きづらさを描いた8冊のオススメ本をご紹介。コミックエッセイや有名タレントの本など、比較的読みやすいものを集めました。 田中…

【参院選2019】各党にひきこもり高年齢化に対する認識を聞いてみた

元記事:不登校新聞 多くの方に知ってもらいたく、不登校新聞さんから記事を提供して頂きました。 Q.5「ひきこもりの高齢化」にもっとも必要な取り組みは? 2019年5月28日に神奈川県川崎市にて、6月1日には東京都練馬区にて、凄惨な事件が発生しました。こ…

【ひきこもりと地方】沖縄のひきこもり当事者タイキさんインタビュー第3回「お金の話から切り出される"心のケア"」

自殺未遂をして集中治療室に15日。出てきた彼に突きつけられたのは、とんでもない額の請求書。それからというもの病院にかかるたびにお金の話をされ、さまざまな関係がこじれていく・・・医療機関が少ない田舎にありがちなエピソード。

Fighting Phone Phobia In Full Force : My 12-Steps Coping Method

Why hasn't humanity eradicated the use of phones, since emails are now a widespread thing? Telephone is something you have to fight with all your mental power. Here are some very personal ways of coping with phone calls, from my real life …

「ひきこもりは犯罪者予備軍」と聞いて、FACTFULNESSと「肺がんの原因は砂糖」の重要性を思い出した話

世の中が単純ならいいのに。このグラフみたいに。 「ひきこもり傾向」があると「暴力的になりやすい」?果たしてそうでしょうか。この世界のあらゆる自然現象や社会現象では、2つの物事が単純に結びつくことなど極めて稀です。結びついたとしても、その関係…

被害者意識の先の加害性 ~川崎殺傷事件に褪めた傷が疼く~

著・写真 ゆりな 川崎殺傷事件、練馬ひきこもり長男殺害事件から残酷にも時は経過し、1ヶ月という月日が私に問いかける。 今日に至るまで「ひきこもり」というワードを核にして様々な議論が行われ、多くの人の意見や見解が述べられた。 事件の究明を急ぐもの…

ひきこもりの幸せ、世間並みの幸せ、秘密基地の幸せ

文:Longrow(ロングロウ)画像1枚目「人物模型と住宅模型」:写真AC、photoBさまによる画像画像2枚目「秘密基地」:写真AC、いおりんさまによる画像 1.中学3年生のときに、数学の授業でこんな式を知った。 から始めて、、、、、...、と、半分にしながら延…

私は犯罪者予備軍である。あなたは? ~川崎事件が改めて突きつけたもの~

「明日は自分があんなことをしでかすんじゃないかと不安です」。川崎事件の直後、筆者のもとへ寄せられたひきこもり当事者仲間からのメッセージ。市井の偏見に立ち向かうもう一つの道をさぐる。

いのちを窒息させられていた 山本菜々子画集 2006-2019

(編集 喜久井ヤシン) 今回は、アーティストの山本菜々子さんの作品をご紹介。山本菜々子さんは、不登校・ひきこもりの経験を経て、現在はデザインの仕事をしています。「自分」とは何か。「表現」とは何か。さまざまな痛みが描かれた作品には、社会の中で…

無知に芽生える偏見 ~川崎・練馬事件に見える人の視差~

文・写真 ゆりな 新聞、テレビ、インターネット、SNS…… 黒い文字は今日も広がり、人々の思考のすきまへ訴えかける。 文字は人々の脳の溝になだれ込み、徐々に染め上げ、そこに価値観を作り上げていく。 「知らない」ということは、価値観の狭窄をもたらし、…

【ひきこもりと地方】 岩手県釜石市 女性ひきこもり経験者  土橋詩歩さんインタビュー 第1回「あの履歴書はもう二度と見ることはない」

次の仕事を探し始め、新しい履歴書を書いた。もう、あとは投函するばかりにして、家に置いたままコンビニへ。ところがその時、あの地震と津波がやってきたのだった……

小説家・平野啓一郎さん講演 シューレ大学20周年記念イベントのご案内 

(編集 喜久井ヤシン) ※こちらのイベントは終了しました。たくさんのご参加ありがとうございました。 2019年6月22日(土)に、「自分から始まる生き方を創る~シューレ大学20周年記念イベント」が開催されます。イベントでは、学生たちによるシンポジウムや、…

ひきこもりはほんとうに最近の日本で急増しているのか ― 問題の原点に立ち返る ー

「近年、日本でひきこもりが増加している原因を、あなたは何だと思いますか?」そう質問してくる海外メディアが増えてきた。ちょっと待て。彼らはひきこもりに関して基本的がこともわかってないのに…。海外向けに英語で書いた記事の日本語訳。