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ひきこもり名人となった私(11)ひきこもりバブルのころ


ひきこもり名人となった私11

 

 

・・・「ひきこもり名人となった私(10)」からのつづき

 

ぼそっと池井多 2000年代前半の「ひきこもりバブル」の時代、
 名人は、若いひきこもりたちを相手に、
 
 「彼女の一人でも作らなくちゃダメだ」と説教しちゃった、
と、これまで書かれた2冊の本のうち、
 どちらかに書いておられましたね。
 
ひきこもり名人 はい、そういう説教はしましたね。
 
 一番よくやっていたのは、
 
 「自分のやりたいことをやって」
 
 という、ドリカム的なことを説教していたのです。
 
 自分が、ずっと本が好きで、読書が好きだったのが、
 自分の書いた本が本屋にならんだのを見て、
 ちょっと「自分が作家になった」かのような
 思い違いをしちゃったんです。
 
 ほんとうは当事者の体験本を出しただけだったんですが…
 
ぼそっと池井多 いや、あれは立派な「作品」だったと
 私は思いますけどね。
 
ひきこもり名人 うん、作品ではあるでしょう。
 
 でも、まあ、職業作家になったわけではない。
 
 それでも何か成し遂げた気分になって、
 ちょっとプーッと自慢風を吹かしていたら、
 いつのまにか周りに誰もいなくなってしまった、
 というわけです。
 
 
 まあ、そこから甥っ子との交流が始まるんですけどね。
 
……。
……。
 
(詳しくは映像をごらんください。)
 


・・・「ひきこもり名人となった私(12)」へつづく

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このシリーズの第1回

ひきこもり名人となった私(1)

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