編集長が理事を務める「一般社団法人ひきこもりUX会議」からのお知らせです。
追記: 11月15日まで延長します!
あなたはいま、いかがお過ごしでしょうか。
何を思い、どのように生きてきたのでしょうか。
私たちには(いまのところ)知る由もありません。
今回、性別・年齢を問わず、1000名のひきこもり当事者/経験者からお返事をいただきそれを広く届けることを目標にした(少々無謀な)プロジェクトを始めました。
どうか、力を貸してください。
私たちはこれを単なる「当事者アンケート」とは考えていません。
ひとりの「生きづらさの当事者」として生きてきて、行きがかり上こうして活動することになった私たちからの「お手紙」であり、「安否確認」です。
「生きてるよ」の意味を込めてご回答いただけたら、望外の喜びです。
国や行政による「ひきこもり」の調査や、メディアが伝えてきた「ひきこもりの当事者像」は、残念ながら往々にして「リアル」であるとは言いがたいような気がします。
一面的で、ときに否定的なイメージや、ご本人たちの実相や支援現場の実感と乖離した統計データがひとり歩きしたままでは、適切な支援の構築や政策提言も、ご本人たちが望むライフデザインも描けません。
それぞれのひきこもる心理や事情に、なんらかの当事者である私たちならではの想像力をはたらかせ、敬意をもって聞き取りをすること。それをご本人たちの目線に立って、ていねいに読み解き、伝えていくこと。あらためてそこから始めたいと思いました。
たとえば私たちが実施した『女性のひきこもり・生きづらさについての実態調査2017』で寄せられた369名の切実な声は、多くの人たちに共有され、これまで可視化されてこなかったひきこもり女性の認知や、「ひきこもり女子会」等の取り組みに活かされています。そのために国や行政、メディアに声を届けるチャネルも地道に築いてきました。
私たちが「UX(Unique eXperience)」と呼ぶ、あなたの経験と思いこそが鍵であり、「誰もが生きやすい社会」「自分の人生を自分でデザインできる社会」への布石となります。
「(生きづらいけど)生きてるよ」のお返事、心からお待ちしております。
一般社団法人ひきこもりUX会議
Writing by 川初真吾
調査用紙での回答の場合>