ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-

『ひきポス』は、ひきこもり当事者、経験者の声を発信する情報発信メディア。ひきこもりや、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げます。当事者、経験者、ご家族、支援者の方々へ、生きるヒントになるような記事をお届けしていきます。

ひきこもりにオススメの本10選!

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(文・湊 うさみん)

 

 

 

NHKにようこそ! (角川文庫)

NHKにようこそ! (角川文庫)

 

NHKにようこそ!


ひきこもりの少年が一人の少女と出会い、ひきこもりを脱出……せずに「なにかのために一生懸命頑張る」ことで生きる意味を見出す小説。

 

作者さん自身がひきこもりのため、主人公にものすごく共感できました。この主人公は自分じゃないのかと思うくらいに。

 

アニメ化もされました。NHKとは「日本ひきこもり協会」の略。

 

 

人格改造マニュアル

人格改造マニュアル

 

人格改造マニュアル


どうせ死ぬことができないのなら、なんとかして生きよう。あらゆる手段を使って生きよう。


その「あらゆる手段」を紹介した本。自己啓発セミナー、催眠、薬など。「完全自殺マニュアル」の著者といえば、ピンと来る人もいるかもしれません。

 

 

自殺のコスト

自殺のコスト

 

自殺のコスト


死ぬのは道徳的にダメだなどと言わず、自殺をしたらこれくらいのお金がかかりますよと書くことで、死ぬ気がなくなる本です。
電車に飛び込むと多額の賠償金がかかるって本当?といった疑問にも答えてくれてます。

 

 

ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ (ちくま文庫)

ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ (ちくま文庫)

 

ひきこもりはなぜ「治る」のか?


ひきこもり研究者として有名な斎藤環さんの本。ひきこもりの人はどう考えているのか、ひきこもりの人とどう接すればいいか、などなど盛りだくさんの内容。

 

この作者さんはひきこもりの本をいくつか出版されていますが、「引きこもりから見た未来」はひきこもりを含めた若者の社会問題について取り扱っていえ本なので、上記の本のほうがオススメです。

 

 

 

ひきこもりの社会学 (SEKAISHISO SEMINAR)

ひきこもりの社会学 (SEKAISHISO SEMINAR)

 

ひきこもりの社会学


ちょっと論文っぽくて読みにくいかもしれませんが、ひきこもりに関する数々のデータを収録した貴重な本。ひきこもりと不登校の関係や、ひきこもりは外出する人がほとんどといったデータを知ることができます。
何かを論じるには論拠が必要になりますが、その論拠を知ることができる本です。

 

 

 

ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法
 

ニートの歩き方


私が「普通にならなくちゃならない」とできもしないことで苦しんでいた時、「自分にとっての普通=自然体」でいいんじゃないの?と教えてくれた本。

 

ニートであることのマイナス点よりも、プラスの点を書いた本です。作者さんは日本一のニートを自称していましたが、年齢が35歳を超えたため、ニートではなく無職扱いになりました。

 

 

 

元ひきこもりニートがリアルに教える! 脱ニート完全マニュアル

元ひきこもりニートがリアルに教える! 脱ニート完全マニュアル

 

脱ニート完全マニュアル


就職本は数多くあれど、ダメ人間向けの就職活動指南本がない!ということで書かれた本です。

 

職務経歴書の書き方なども載っていますが、どちらかというと心構えに関してページを割いている印象。作者さんは50社ほど粘って就職できたそうです。・・・ブラック企業だったのですぐに辞めてしまったらしいですけど。

 

 

20代で隠居 週休5日の快適生活

20代で隠居 週休5日の快適生活

 

20代で隠居


支出を切り詰め、週二でアルバイトをして生活をしている作者さんの本です。フルタイムで働くことはできなくても、この作者さんのように週二ならなんとかなるという人は多いのではないでしょうか。


生活を豊かにするとなると、収入を増やすことにばかり目がいきがちですが、支出を減らす方向でもOKなのです。

 

 

僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない (PHP新書)

僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない (PHP新書)

 

僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない


私が「就職しなくちゃいけない」という幻想に苦しめられていたとき、救ってくれた本です。「少し前までは自営業の人が圧倒的に多く、会社に所属する生き方は少数派だった」といったアンチ就職本。

 

 

しょぼい起業で生きていく

しょぼい起業で生きていく

 

しょぼい起業で生きていく


会社に勤めて生きることができないなら起業すればいいじゃない、という本です。起業というと上場して人を雇って・・・といった大変なイメージですが、そうではなく、食い扶持を稼ぐくらいの小さな収入を得るための起業です。

 

 

 

いずれも私が読んで面白いと思った本です。私はあんまり頭が良くなくて難しい本は読めないので、どれも平易な文章で書かれたカンタンな本です。