
東京、特に都心部で働く人達は、満員電車に悩まされていることでしょう。
朝のJRや地下鉄は、本当にすし詰め状態。
私は学生時代、朝9時の授業に出るために、ギュウギュウのJR総武線に乗って通学してました。
これが本当に地獄。
電車の揺れでお隣さんとぶつかり、荷物は潰れる。
圧迫感で気分は悪くなる。
無理な体勢を強いられた足が悲鳴をあげる。
朝から!疲労!困憊!
なんですけど、単位を落とすと来年がキツイので、朝は頑張ってました。
それでも思ってましたよ。
なんで、ギュウギュウ詰めになってまで朝早くに行く必要があるんだ!って。
1.会社は働き方改革を推進してくれるか?
突然ですが、働き方改革って何だろう?
賃金が上がるとか、休日が取れるとか、なんでしょうか。
とにかく、みんなが働きたい環境を作ろうぜ、ということでしょうね。
※ちなみに現在の私は無職

じゃあ企業自らがそれを作ってくれるかというと…
期待できないかなあ。
いまの日本では働き手が不足しているらしいですが。
しかしこれ、正確には「安く働いてくれる人が不足している」でしょう。
年収600万で働く人が不足しているとは、全く思わないです。
そんな、安い労働力を求めてる企業は、働く環境を整えてくれるでしょうか?
環境を整えるにもお金がかかるでしょうし、「ウチの会社はどう環境を整えたらいいか」と考えてトライ&エラーする必要もあるでしょう。
そうすると、色々な面でコストがかかってくるはず。
たとえ賃金を安くしても、企業全体のコストは抑えられないかもしれません。
全体のコストを抑えるために賃金を安くしたいのに、仮に環境整備にお金がかかるとしたら、それは企業にとって本末転倒な事態です。
となれば、ほんとに環境整備にお金を出してくれるんでしょうか…?
無理じゃないかなあ。
2.会社がダメなら、会社の周りを変えてしまえ
会社は職場の環境を変えてくれないとしましょう。
しかし、「変わりません。終わり。」で済ませたくない。
じゃあどこを攻めれば会社が変わってくれるかなと考えたとき…
会社を取り巻く環境、これが変わればいい。
会社を取り巻く環境ってなんだ?
…と考えていたら、ちょっと思いついた。

JRを攻めるのはどうだろう?
3.JRは積極的に遅延しろ
働くうえで何が一番イヤかと問われたら、私は「定時出社」と答えます。
定時を守るために、アラームに怒られながら早起きして、満員電車に詰められる。
朝からこんなストレスを感じたくはありません。
だから「定時出社しないのが当然」になってほしいと思います。
そのためにJRさんにはちょっと協力してほしいのです。
ちょっと協力って、何を?と考える前に…
そもそも、鉄道の運行はきちんとしすぎています。
トラブルがなければ1分の乱れも起こりません。

(※この画像のみLongrowが撮影。他の画像はpixabay提供。)
そう、少しの乱れもないから、定時出社が可能になるのです。
なら、電車が時刻通り来なければいい。
JRさんに、
JR自らが、意図的&積極的&主体的に遅延するよう、お願いしたらどうだろう。
そうすれば、会社も労働者も到着時刻が読めなくなります。
定時出社なんて無理。
そのうち、会社も労働者も、定時を守らないのが当たり前になるでしょう。
こうなればしめたもの。
「30分遅刻?いいよいいよ」、こんな会話が当たり前になる。
時間を守る、という言葉がこの世からなくなります。
ストレスから解放された労働者は、きっとおおらかになるに違いありません。

このおおらかさが日本全体に広がり、いつの間にか日本の文化として根付きます。
悲しいことに、日本の過労死から生まれた”karoshi”という英単語がありますね。
でもこんなことが起こったら、”ooraka”という英単語も生まれるかもしれません。
最高じゃないですか?
4.Google級の企業が100社そびえたつ国、日本
しかし、本当にJRがセルフ遅延をやり始めたら、心配になりませんか。
経済がぶっ壊れるとか、外国との競争に負けてしまうとか。
案外、そうでもないかもしれません…よ。
まず、人を取り巻く環境がおおらかになると、人はクリエイティブになります。
自分を自由に表現しても大丈夫、という安心感を持てるからです。
さらに、日本人は真面目で勤勉らしいですね。
となると、真面目で勤勉でクリエイティブな労働者がわんさか生まれます。
最強の労働者じゃないですか。
そうすれば、日本はGoogleやAmazonのような、「クリエイティブ」とされる企業を100個作れるかもしれません。

圧倒的世界最高の経済大国になって、外貨もたくさん。
高度経済成長期なんて目じゃない圧倒的成長で、日本は潤うでしょう。
そうすれば格差社会の下の人達も、決して貧困ではなくなるでしょう。
JRから生まれる、生きやすい世の中。
すばらしい。
5.アホか。

ここまで書いといて、すいません、ちゃんと思ってます。
アホか自分。
何も知らないくせにとか、日本潰れるぞとか、緊急事態どうするのとか、インフラはちゃんとしてなきゃダメだろとか、フレックス(以下略)とか、色々。
※テンションだけで書いてるだろ、とも。
というわけで、ここからちょっと真面目モードに入ります。
なんで自分がこんなものを書けてしまったのか、考えました。
「遅刻魔なのかな」とか「満員電車がそんなに嫌いなのかな」とか。
結論、違いました。そうじゃない。
どうやら、「自分の人生終わってる」と思ってるから、好き勝手に書けたみたいです。
…最近のニュースはひきこもり問題をよく取り上げます。
「ひきこもりが社会復帰できるといいね、『8050問題』が解決したらいいね。」
みんなそう思うでしょ?
でも、復帰したい社会ってどこにあるの?
ひきこもりや、私のような「脱しつつある」ひきこもりが抜け出た後に、
彼ら(私含む)はどうやったら幸せを手に入れられるのだろう。
※露骨ですけど、「幸せ」を「お金」に変えると、より実感が湧くかも…

ん?
「人の幸せはお金だけじゃない、幸せには色々な形がある。」?
確かに、正論ですね。
でも、それにどのくらいの説得力があるのかな。
考えてみてください。
「幸せって何ですか?」と問われたとき、あなたは何を思い浮かべますか。
それは、お金があれば大体手に入れられることだったり、しませんか。
…私はもうすぐ働くでしょう。そして月給は安いでしょう。
金銭的な余裕が労働で得られる?なかなかそうは思えません。
しにたい。
…そんなダークな気持ちを、
「真の働き方改革!JR遅延!おおらかな日本爆誕!Google大量生産!」
という謎ワードを繋げて表現したのが、コレだと思います。
だから実は、この記事をボコボコにしてほしい。
「お前の書いてることは落書き以下だ。私が素晴らしい『働き方改革案』を提示してやる、それを100回読め!」
みたいな感じで。
※小心者なので「甘えんな」「自分で考えろ」とかはやめてください…それ正論です…認めます…

さて。
2025年あたりから、日本経済はかなりヤバイ状況になっていくと聞きました。
もし、貧しくなることが避けられないなら。
それでも皆がおおらかだったら、幸福度は下がらないかもしれない。
むしろ上がったりして。
こんなこと、よく考えます。
ひきこもり叩いてもしょうがないし、ワープアは自己責任と言ってもしょうがない。
「しょうがない」は、「生産的じゃない」と同じ。
生産性って言葉、みんな大好きでしょう?
なら、みんなが生産的になることをしませんか。
おおらかさが、文化というレベルで日本に根付いたら。
日本がモノやサービスを輸出できなくなっても、豊かな暮らしができるかもしれない。
ひきこもり問題だってなくなるかもしれません。
真面目モード終わり。
うん。
やっぱり、そのための一歩として、JRさん。
自ら遅延してみませんか。