中学二年生のとき、学校で突発性難聴の症状が出てしまって倒れたことがあった。そのときに母が迎えに来てくれたときの第一声は「お前のせいで皆勤じゃなくなった」。それから皆勤賞が憎い。学校に行くだけで賞をもらえるのなら、生きているだけでも認められたい。
公かつ無条件で両親に褒められたい。迷惑をかけられたくないのなら、子供を産まないでほしかった。
迷惑なら産まなきゃ良かったのに
わたしは手のかからない子だったらしい。不登校になるまでは。赤ちゃんの頃は、ほとんど泣かずよく眠り、幼稚園も周りが行き渋る中、何も言わずに登校して、それ以降も周りの大人たちから「優しくて大人しいわね」と褒められていたと聞いたことがある。
しかし、それは"いい子"なんじゃなくて、圧力で押さえつけられていたのだと思う。
幼稚園の写真が出てきた。運動会の
「あれを取ってくるんだよ」
と言うような場面で、隣に写っている男の子の親は笑顔で
「あれを取ってきてね。できるかなぁ〜?」と言われている写真が出てきた。
わたしは母に鬼のような顔で
「お前、あれ取られんかったらしばくからな!一回言ったら分かるよね?はよ行け!!!」
みたいな怖い顔で接されていた。高校生になると、周りから遅れていることに気が付いて、絶望しかなかった。いまでも母には恐怖心を感じる。どうすればいいのかな。はやく離れたい。
わたしの存在が母にとって迷惑なら、わたしのことなんて産まなきゃ良かったのにね。
いつ不登校のわたしがノーマルな時代になるのかな
わたしは高校一年生から不登校になって、それから学校には通えていないから。わたし以外の家族は学校はもちろん、仕事でも休んだことがないらしい。
熱でも行っていて、学校・仕事先で倒れる方がいいと思っているらしい。わたしの家では、それが当たり前。親戚も有名大学を卒業して公務員になっているひとばかりだ。不登校になって、引きこもっているの、わたしだけ。
なぜ、学校に行けないのか、分からなかった。わたしにとって、学校はつらいだけ。仲の良い友達もいないし授業も退屈だし長い長いひまつぶしを強制されているようで嫌だった。
学校が楽しいと思ったことがない。小学生はいじめられ、中学生は自分を押し殺して過ごし、高校生は不登校になった。時間ギリギリに教室に入って、授業の合間の休み時間は本を読んで、昼休みは図書館と音楽室で過ごして、授業が終わればすぐに帰っていた。
母親が帰ってくるまでの一時間が至福の時間だったから。ゲームやPCをいくらでも使える。
仲間を大事にする、学級委員をしているようなひとがいじめをしていた。
はやくリモートワークが当たり前で、ベーシックインカムが導入されている世界に住みたい。そうすれば、不登校や引きこもりなんて言葉が消えるだろう。もう嫌だ。こんな風に生きるのは嫌だ。こんなデジタルが発達している時代に、全員登校する方が頭がおかしいよ。