文・子守鳩
はじめまして。
今回初めてひきポスに記事を書かせて頂くことになりました
1年ほど前にぼそっと池井多さんのブログに出会って読むようになり、その後ひきポスは読むだけの一読者でしたが、僕の経験がみなさんにとって何らかのお役に立ったら嬉しいなと思って、投稿させて頂くことにしました。
僕は東京生まれ、東京育ち、男です。現在47歳、働いていません。
2018年、44歳の頃までは働いておりましたが、その年の夏ごろ、もう働くのが本当に嫌になって、働くのをやめました。
そこから本格的なひきこもりになったので、ひきこもり歴は3年弱です。
2019年9月に生活保護を受給し始め、今に至ります。
子守鳩は、お察しの通りペンネームです。なかなか良いペンネームを思いつかなくて、二日間も考えました。
ひきこもりであることが分かる音を持った名前にしようと思ったところ、昨年放送されたNHKドラマ「こもりびと」を思い出しました。その「び」を「ば」に変えるだけで音声的に似ているのがいいなと思いました。
そして、僕が子守をしているから、というのもあります。
今、僕は妻と1歳の男の子の三人で暮らしています。
結婚がしたかったのではなく
結婚するかどうかという時になって、初めて「結婚」という制度について調べてみました。すると、結婚するなら妻か夫、どちらかの姓に統一しないといけないと知ったんです。
妻も僕も自分の苗字を変えたくなかったので結婚しないことにしました。夫婦別姓、事実婚というかたちを選んだということです。
僕たちは制度とか法律とかよりも、ただ単に二人で一緒に生活したかったから同居を始めたのでした。
そして性行為がしたかったからしましたし、子供ができたから一緒に育てているだけなのです。
どちらかがどちらかの家に入り、家族同士で親戚づきあいがしたかったわけではなく、僕という個人と妻という個人が付き合いたかった、というだけでした。
外国では、結婚したらどちらかの姓に統一しないといけないということはないようですね。
生活保護で支給されるお金の額は、結婚しているかどうかで決まるのではなく、生計を共にしているのか等で決まってきます。僕の家には僕と妻と赤ちゃんの三人分のお金が支給されています。
僕はちょうど3年間働いていません。2018年9月には就活をしましたが、それ以降は就活もしていません。就労支援や作業所にも行っていません。
家族以外の人間関係としては、ひきこもりの自助グループの集まりに行ったり、加入している生協の雑誌の内容について語り合うサークルに顔を出したり、それらのズーム会議に参加することもあります。友達付き合いはほとんどなく、たまに飲み会に誘われたときに行くぐらいでしょうか。
では毎日何をしているのかというと、洗濯と食器洗いと掃除と子供に食事を与えるのと、たまに子供の遊び相手をやるぐらいですかね。
すぐ罠にはまる鳩
最近、鳩を
僕は宗教団体に勧誘されて入会したこともあるし、投資詐欺にあってなけなしのお金を巻き上げられたこともあります。まさに騙される鳩そっくりでした。
鳩は人間に近づいて行って餌をもらうのが好きですよね。僕も働かないで人からお金や食料、物資をもらってきました。
僕は争いや喧嘩、対立が嫌いです。平和愛好者です。鳩は平和の象徴らしいですね。
また、鳩は伝書鳩として情報伝達や通信にも使われていました。
僕も昔、情報伝達や通信に活躍するスパイの映画を見てカッコいいなぁと憧れていたことがありますし、こうして文章で何らかの情報をお伝えするのも好きなんです。
そんなこんなで「子守鳩」という名前にしました。
もし僕の話にご興味を持つ人がいらっしゃるようでしたら、次回はどうやって妻と出会ったかとか、子育ての話、働いていた頃の仕事の話、宗教団体に入っていた頃の話、投資詐欺にあった話、転売屋の頃の話などをしてみようかなと思います。
よろしくお願いします。
・・・第2回につづく