ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-

『ひきポス』は、ひきこもり当事者、経験者の声を発信する情報発信メディア。ひきこもりや、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げます。当事者、経験者、ご家族、支援者の方々へ、生きるヒントになるような記事をお届けしていきます。

【暗い曲トップ10】絶望の極地。日本音楽史に残る暗黒の歌い手十傑〈呪怨編〉藤圭子・中島みゆき他

藤圭子「圭子の夢は夜ひらく」/中島みゆき「うらみ・ます」「お前を殺したい」/山崎ハコ「呪い」「飛びます」/石井好子「かもめ」「暗い日曜日」/武満徹「死んだ男の残したものは」/長谷川きよし「心中日本」

ひきポス一周年に寄せて

著 ゆりな 私が自らの生きづらさに向き合い始めた時期は、ひきポスと出会った頃と重なる。 これまでたくさんの場で、様々な立場の方に出会ってきた。 一人一人抱える背景は異なり、価値観も皆それぞれだった。 そんな中でも私は、当事者として 「ひきこもる…

短編小説「かけがえのなかった子」遊べなかった子 #17

ひきこもり当事者・喜久井ヤシンさんによる小説「遊べなかった子」の連作を掲載します。12歳の少年みさきは、海の上をただよう〈舟の家〉に乗り、行く先々で奇妙な人々と出会います。さびしさやとまどいを経験していくなかで、少年はどこへたどりつくのか………

映画『鈴木家の嘘』の感想。そして、野尻克己監督へのインタビューで私が涙をこらえられなかった理由

映画『鈴木家の嘘』公式サイトより(文・Longrow)11月16日、映画『鈴木家の嘘』(野尻克己監督)が公開された。ひきこもっていた長男の自死と、それを隠す家族…の、物語だ。 ひきこもりを追い続けるジャーナリスト・池上正樹さんが『鈴木家の嘘』と野尻克己…

ひきこもり親の会・家族会への企画提案「親御さん、ひきこもり当事者の私に壇上で不満をぶつけてみませんか」

中高年のひきこもり当事者として、ひきこもり親の会へ出かけていくうちに、親御さんたちと議論し、一つの提案を思いついた。それは、「ひきこもりの親御さん、壇上で私と喧嘩しませんか」というものであった。

遊んでるけど遊べてないニートの生態

(文・湊 うさみん) 明日があるー♪ 明日があるー♪ 明日があるーさー♪ 私「明日もあるのか……」 今日で世界が終わってしまえばいいと本気で思うこともよくあるのですが、無慈悲に明日はやってきます。 朝は11時か12時くらいに目が覚めるのですが、「明日」が…

<広報>オランダのドキュメンタリー作品 出演ひきこもり募集のお知らせ

オランダ人のドキュメンタリー作家、アレキサンダー・ウイによるドキュメンタリー作品「OUT」ご出演・ご協力をいただける方を探しています。

特集『ひきこもりと「働く」 ―就労はゴールか?―』ひきポス4号発売!

ご購入はこちらのサイト(BASE)から amazonで購入する amazonで応援価格で購入する ひきこもりは就労すればそれで問題解決。というのが世間や支援者の一般的な認識ではないでしょうか。 しかし経験者の実感からすると、就労したからと言って、「社会へ参加…

オール・ユー・ニード・イズ・ヒキコモリ ~All You Need Is HIKIKOMORI~

結論から言って、もうダメだということが発覚した。もうダメだ。もうおしまいだ。もう死ぬしかない。とにかく人生が終わったんだ。僕の人生ってなんだったんだろう。生きているけど死んでいるじゃないか。 生きているだけでいいという話を聞くけど、本当にそ…

就活で90社落ちるってこういうこと

(文・湊 うさみん) 就職活動で90社落ちた。 世の中の人は「受かるまで活動続ければ働けるだろ、甘えんな」などと気楽に言うけれど、それがなぜ無理だったのかはこの90社という数字に表れている。 当時は100社受けてみてダメだったら別の道を探してみようと…

Horror of socializing with neighbors that started with a single cucumber! - "What's Your Job?" Round 3

In the small world of neighborhoods, everyone wants to know what is really going on behind the facade of each other. However, this interest is always superficial, and knowledge of the other family's reality does not mean that they will wor…

ウッカリもらってしまった一本のキュウリから始まった近所づきあいの恐怖!『あなた何してる人』第3回

近所という名の小さな世間では、みんなお互いに、お互いの建前をひっぺがして、その向こうにどんな実態があるかを知りたがっている。けれども、その関心はつとに表面的で、相手の実態を知ったからといって、いっしょに解決を考えてくれるわけでもなく、実態…

短編小説「三本足の国では」遊べなかった子#16

ひきこもり当事者・喜久井ヤシンさんによる小説「遊べなかった子」の連作を掲載します。12歳の少年みさきは、海の上をただよう〈舟の家〉に乗り、行く先々で奇妙な人々と出会います。さびしさやとまどいを経験していくなかで、少年はどこへたどりつくのか………

なぜ私の母親は食事のたびに謝罪していたか? 「ひきこもり」と食をめぐって

家事に育児に仕事にと、私の母は『完璧な女性』像を追い求める人だった。夕食には毎回おかずを何品も作っていたけれど、帰りが遅くなって簡単な料理しか出せない時には、私に「ごめんね」と謝った。私にとってその謝罪は、何よりも食事をまずく感じさせるも…

「仕方ないから生きる」の前向きさ

(文・湊 うさみん) (注)この記事は自殺についての記述があります。 自殺未遂をした。 就職活動に90社落ちて、自分には才能があると信じてずっと書き続けてきた小説もまったく評価されなくて、精神的におかしくなってしまった。 「これでダメならもう諦め…