ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-

『ひきポス』は、ひきこもり当事者、経験者の声を発信する情報発信メディア。ひきこもりや、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げます。当事者、経験者、ご家族、支援者の方々へ、生きるヒントになるような記事をお届けしていきます。

〈 電話恐怖症 〉との全力の闘い  私だけの対処法12ステップ

なぜ電話などというものが発明されたのか。メールが普及しているというのに、なぜ人類はまだ電話を根絶させないのか? 診断を受けたことはないが、私は「電話恐怖症」というべきものにかかっている。 自分から未知の相手に電話をかけようとするとき、私は心…

食欲不振と食欲が止まらないを繰り返す

(文・湊 うさみん) 私は体形がしょっちゅう変わります。 あまり共感してもらえないとは思うのですが、うつになって遊ぶことすらおっくうな状態になると、ご飯を食べることすらめんどくさいのです。 食事ってよく考えてみると、目の前にあるものをポイポイ…

東日本大震災とひきこもり ― 鎮魂の沿岸から

東日本大震災を機に、ひきこもりから出て、がぜん活動的になり、自分が住んでいる村や町の復興に活躍するようになったひきこもりの方がいる。 一方では、避難せず、そのまま津波に呑まれてしまわれたひきこもりの方もいる。 二人を分か断ったものは、いった…

Expanding the Notion of "Hikikomori" - Reflecting on a Time When Everybody Becomes a Hikikomori : Part 1

The notion of "hikikomori" we use today was created over twenty years ago, but it was only the image of "a dark and dangerous young man who never leaves his room". Many media have been contributing later to reproduce that distorted image o…

国際的に広がる当事者メディアHikipos編集のネットワーク ― 私たち編集部の舞台裏を少しだけお見せします。

国際放送を見た世界中の視聴者が、それぞれの想いをひきポス編集部に寄せてくれた。そのなかに、地球の裏から私たちの編集作業に具体的に関わってくれる海外のひきこもりが現われた…。

短編小説「記憶の島」遊べなかった子 #24 

ひきこもり当事者・喜久井ヤシンさんによる小説「遊べなかった子」の連作を掲載します。12歳の少年みさきは、海の上をただよう〈舟の家〉に乗り、行く先々で奇妙な人々と出会います。さびしさやとまどいを経験していくなかで、少年はどこへたどりつくのか………

ひきこもりなせいで友達がいなくなる

(文・湊 うさみん) ひきこもりやニートになると友達が減りませんか。私の場合はだいぶ減ってしまいました。 別にその友だちが「まともに働けないダメ人間と一緒にいるとこっちまで精神が腐ってしまう」といった理由で離れたわけではありません。向こうは普…

ニーチェもカフカも敵わない。最恐の思想家〈シオラン〉の名言集 ブックガイド付き

シオラン という思想家がいる。 一般ではあまり知られていないこの思想家は、神と人間を否定する数々の書物を残した。数行の短い言葉からなるアフォリズムを特徴とし、シオランは万物を呪わんとする。 激怒 憂鬱 嫌悪 恐怖 憎悪 不安 絶望 ……その言葉の中で…

短編小説「公的な害獣」遊べなかった子 #23

ひきこもり当事者・喜久井ヤシンさんによる小説「遊べなかった子」の連作を掲載します。12歳の少年みさきは、海の上をただよう〈舟の家〉に乗り、行く先々で奇妙な人々と出会います。さびしさやとまどいを経験していくなかで、少年はどこへたどりつくのか………

ひきこもり名人となった私(9)山の中へこもるメリット・デメリット

いま暮らしている都市部の団地で生活保護を受けてひきこもり生活を続けるか。それともへき地の山の中にひきこもって生きていくか。その選択肢を、ひきこもり名人はどのように考えたか。

大人が通えるフリースクール?〈シューレ大学〉のご案内

今回は、東京都内にある〈シューレ大学〉を紹介。ひきこもりや不登校の経験者も多く通っているという、ユニークな場所です。活動の一端をご案内します。 シューレ大学について シューレ大学は、東京都新宿区にある学びの場です。「大学」といっても、NPO法人…

精神科が怖すぎて行けなかった

(文・湊 うさみん) 私は精神科は怖くありません。少なくとも職場に比べれば。 ひきこもりやニートの方で、精神科に行くことに抵抗があるという人に結構会いました。 精神科に行くと自分がおかしいことを認めてしまうようでイヤだという人や、働けていない…

「人生で」成功するのではなく、「人生を」成功させるためのヒント 〈シューレ大学〉と私

30代以上のひきこもり経験者でも、気軽に学び合える場があるのをご存じだろうか。今回は、東京の〈シューレ大学〉について、卒業生の喜久井(きくい)ヤシンさんが語ります。シューレ大学の独特な試みは、新しいあり方のヒントとなるかもしれません。 はじめ…

必勝バレンタイン対策講座:「ひきこもり」と合コンするとよい10の理由

世の女性たちが挙げた「合コンしたい男の職業トップ10」。そこに「ひきこもり」が入っていない。ああ、なんともったいないことか。女性にとって、「ひきこもり」はこんなにオイシイ男たちなのに。

ひきこもりの生活費はどこから出てくるの?

(文・湊 うさみん) 「ニートはお金どうしてるの?」 みんな知りたいだろうけれど、あんまり聞かれない質問です。というのも日本においてはお金の話をするのはタブーとされてますしね。お金について聞くとがめついって思われてしまいそうですし。 ニートの…