ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-

『ひきポス』は、ひきこもり当事者、経験者の声を発信する情報発信メディア。ひきこもりや、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げます。当事者、経験者、ご家族、支援者の方々へ、生きるヒントになるような記事をお届けしていきます。

【1000文字小説】ひきこもりの昼食

(文・南 しらせ) これは私のひきこもり生活での、いつものお昼ご飯の話だ。 私は昼食に米系(インスタントのカレー・冷凍チャーハンなど)と、麵系(インスタントラーメン・冷凍パスタなど)の2種類の炭水化物をほぼ一日おきに食べる。あとはそれらをひたす…

【イラスト集】沈黙を大事にする時間をちょうだい

今回は、ひきこもり経験者による1コマ漫画を公開します。「沈黙」をテーマにしたイラストと、作者自身の詩的なコメントをお楽しみください。 言葉なんて大嫌いだ。 人を傷つけておいて その傷口も残さない。 でも沈黙は役に立たない。 言葉にしなければ 思い…

ひきこもりは、ひきこもったことを後悔しているか?

「あのとき、ああしておけばよかった」 というのが後悔のかたちならば、 「あのとき、ああして……」 という分岐の時がないことを、人は後悔できるだろうか。

【1000文字小説】ウサギとカメと競争主義社会

ひきこもり経験者による、約1000文字のショートショートをお届けします。〈生きづらさ〉から生まれた小さな世界をお楽しみください。 「ぼくが勝ったらどんな童話になるかな?」 ウサギとカメと競争主義社会 『僕は道に迷ったことがない。正しい道がないんだ…

「親の心配はぼくを押しつぶした」 イタリアのひきこもり当事者アレッシオの過去と未来

「コロナ禍で当事者会が開けない」 それは、日本だけでなくヨーロッパにおいてもひきこもりたちの問題だった。 イタリアのひきこもり当事者アレッシオに、最近の欧州ひきこもり事情を訊く。

“Their Anxiety to be Parents Crushed Me” Italian Hikikomori Alessio’s Past and Future

How the Italian hikikomori passed through the Covid-19 peril? What is the relationship with parents like? Alessio in Piemonte is answering.

"La loro ansia di essere genitori mi ha schiacciato" Passato e futuro dell'Hikikomori italiano Alessio

Come sono passati gli hikikomori italiani attraverso il pericolo Covid-19? Com'è il rapporto con i genitori? Risponde Alessio in Piemonte.

【1000文字小説】医者から〈高次脳昨日障害〉の診断を受けて驚いたけど、思いあたることがありすぎた

ひきこもり経験者による、約1000文字のショートショートをお届けします。〈生きづらさ〉から生まれた小さな世界をお楽しみください。 「生きづらさを感じるんです」 高次脳昨日障害 「僕が、高次脳機能障害ですって?」 「いいえ。高次脳昨日障害です」 昨日…

「女の子に近づけなかった学校時代 勉強と私」 中年ひきこもり当事者 子守鳩さんの当事者手記 第3回

好きな女性の近くに行くだけで、呼吸困難になりました。息を吸うことはできるのですが、吐くことができなくなってしまうのです。それで息が苦しくなって、その場から逃げなければなりませんでした。

特集「ひきこもりと地方」ひきポス11号発売開始!

ひきポス11号の特集は「ひきこもりと地方」です。 「地方には特有の問題があるから、地方を取り上げた特集が読みたい」 そのような声をよくいただいてきました。今まで、地方のひきこもりについて取り上げる情報があまりなかったのが現状です。

「日本のコミュニケーションでは人は幸福になれないか」 日本初のイタリア人精神科医フランさんインタビュー  第6回

「症候群」とした時点で、ひきこもりは不可避的に精神医学の臨床単位となり、治療の対象になってしまう。さらに二、三年前まで、ひきこもりは日本の文化依存症候群といわれていたが、世界中にひきこもりがいるとわかってから、それは否定されたはずである。…

“Maybe Japanese way of  Communication Doesn't Make People Happy” Interview with First Italian Psychiatrist in Japan, Fran Pantò Round 6

Until a couple of years ago, it had been said that hikikomori was a Japanese culture-specific syndrome. This has been disproved since we recognized hikikomori can be found in many other countries. However, there are still times when it see…

“Come la comunicazione giapponese non rende le persone felici” Intervista a Primo Psichiatra Italiano in Giappone, Fran Pantò 6° Round

Fino a un paio di anni fa, si diceva che l'hikikomori fosse una sindrome specifica della cultura giapponese. Questo è stato smentito da quando abbiamo riconosciuto che l'hikikomori può essere trovato in molti altri paesi. Tuttavia, ci sono…

(シリーズ作業所) 第3回 B型作業所に通いだしてからの日々

(文・南 しらせ) 私が就労継続支援B型の利用を開始して半年ほどが経つ。今回は利用までの流れや、実際に利用を初めてからの感想などを書いてみたいと思う。 「就労継続支援B型」とはなにか? 就労継続支援B型(以下B型)は障害者などを対象にした国の公的…

8050問題の解消へ向けて、「公開対論」を「ひきこもり親子クロストーク」にバージョンアップ。

外部の業者に丸投げするよりも、親子の対話を取り戻すことをあきらめない。もし親の言葉と子の言葉が接点を持たないなら、もっとも近づく点を探ればいい。…… 「ひきこもり親子公開対論」は「ひきこもり親子クロストーク」にバージョンアップします。