ご購入はこちらのサイトから【BASE】 Amazonで購入する いつも「ひきポス」を応援頂き誠にありがとうございます。 ひきポス第9号 特集「ひきこもりと健康」を発売いたします! ひきこもりや生きづらさを語るとき、その話題の多くが心の問題や、家族、社会の…
ひきこもり経験者による、1000文字のショートショートをお届けします。〈生きづらさ〉から生まれた小さな物語をお楽しみください。 まる「いえにいるいぬ」 「ふつう免許」試験 俺は「ふつう免許」の試験会場で、結果発表を待っていた。 30人ほどいる教室の…
文・写真 ゆりな 凍りつくゆとりを与えず、その場が流れていくのは我が家の悪行だろう。 「あんたとは一生、談笑することなんて出来ないからね」 それは、私の目の前で、空気を揺らすことなく、母の、皮肉のこもった笑いが過ぎ去った。 母がそんな言葉を漏らす…
(文 喜久井ヤシン 画像 Pixabay) 助けになった「サードプレイス」 私は十代のほとんどの期間、「不登校」であり「ひきこもり」だった。 現在は仕事をしているが、たまに不登校に関するイベントへ行くことがある。 そのさい、私が経験者だとわかると、悩み…
ひきこもり経験者による、1000文字のショートショートをお届けします。〈生きづらさ〉から生まれた、小さな物語をお楽しみください。 まる「familia」 世間ばなし選手権 吉川選手「……そういえば、昨日のサッカーは見ました?」 岸選手「もちろん見ましたよ!…
文・写真 ゆりな 「来週のお天気を調べておこう」 今にも雨が降りそうな青黒い空を見て思う。 空に纏まった雲が泳ぎ、真正面に構えた大塊が、 私の行き先に一雫を落とそうとする。 表面に薄く青さを残しながら、 重たくなった涙袋のふくらみは その縁から水瓶…
(絵 まる 文 喜久井ヤシン) Reach Out (2020年) 今回は、十年以上のひきこもり経験をした、まるさんのイラストを紹介します。 まるさんは小学校6年で不登校になって以来、長いあいだ部屋に閉じこもり、家族とも会話をしなかったといいます。 以下は、まる…
ひきこもり当事者・経験者が執筆した論集「いまこそ語ろう、それぞれのひきこもり」出版記念オンライントークイベントが開催されます。YouTubeでの生配信の予定で、当日はコメントで質疑応答できるとのことです。 放送URLは決定次第こちらのページでお知らせ…
(Photo by Pixabay) わずかのことがわれわれを悲しませるので、 わずかのことがわれわれを慰める。 (パスカル) 部屋のすみにほこりが溜まっていくように、体のあちこちにも、すぐに疲れが溜まってしまう。 大そうじをするみたいに、疲れをいっぺんに取り…
「いつかは子どもと向き合うことがあるだろう」と親御さんは考えておられるのかもしれません。しかし、何が起こるかわからないのです。思い立った時にやるということ。それをしなかった私などは、すごく後悔しているので。……
どうやってうつ状態を克服していったのか 〜日常の些細なことに幸せをみいだす練習〜 書き手 : 葉 うつ状態の時 うつ状態の時、本当に酷い時は動けなかったり満足に起きれなかったりしていましたが、抗うつ剤を飲むようになっても感情はあまり改善せず、多…
「ひきこもりは犯罪者予備軍ではない」という声がひきこもり当事者の側からあがったとき、「いや、犯罪者予備軍だ」「犯罪者を差別するな」など多くの反論もまたひきこもり界隈をにぎわすことになった。あの論争はどういうことだったのか。……
ひきこもり当事者会もオンラインが主流になってきた。しかし、多くのひきこもり当事者はデバイスを持っていない。あるいはつなげ方がわからない。格差社会の波がここにも押し寄せている。そこで一つの提案を。
5月18日発売です!
(文・編 喜久井ヤシン 画像 Pixbay) 人間の不幸などというものは、どれも人間が部屋にじっとしていられないがために起こる。部屋でじっとしていればいいのに、そうできない。そのためにわざわざ自分で不幸を招いている。(哲学者 ブレーズ・パスカル) 序 …