ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-

『ひきポス』は、ひきこもり当事者、経験者の声を発信する情報発信メディア。ひきこもりや、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げます。当事者、経験者、ご家族、支援者の方々へ、生きるヒントになるような記事をお届けしていきます。

ひきポス8号「ひきこもりと友達」発売開始!

ご購入はこちらのサイト【BASE】から(Amazonよりちょっとお得) Amazonで購入する いつも「ひきポス」を応援頂き誠にありがとうございます。 第8号 特集「ひきこもりと友達」を発売いたします! ひきこもりの子を持つ親御さんと話していると「うちの子は学…

NHK「ひきこもりクライシス」当事者・家族向けアンケートのご紹介

NHKのウェブサイト「ひきこもりクライシス」にて、当事者・家族向けアンケートが開始されました。 www3.nhk.or.jp このアンケートは、中高年のひきこもり当事者、そしてご家族が置かれている状況を知ると共に、悩みや不安をどうすれば解消していけるのか、ま…

オンライン当事者会のすすめ

(文・Medium) 「わかる人」と話したい ちょっと困りごとがあったり、何となく不安で話がしたいとき、ひきこもっていても話し相手の心当たりがある当事者は少なくないかもしれません。 しかし、たわいない話でも、一部の親や支援者のように、頭ごなしに「甘…

ひきこもりと中学受験② ~裏合格体験記~

撮影・マナキ www.hikipos.info (文・マナキ) “この薄い紙でさえ、僕の指を切った” CHAGE&ASKA 「HEART」より 199X年のとある日、東京の一軒家にて... 当時小学校3年生だった私は、暇つぶしに自宅のリビングで図鑑を眺めていた。するとそこへ母がやってき…

ひきこもりと中学受験① ~「二月の勝者」だった私~  

(文・マナキ) この記事が出る頃であろうか。2月初旬は中学受験のシーズンでもある。 今年も東大合格者を多数輩出する“御三家”中学の合格発表の様子がテレビで流れ、お茶の間でも見られることであろう。 昨今、この中学受験がどうやら過熱気味という話を最…

「扉を開けて」単行本 ご紹介

HIKIPOSも紹介された共同通信による新聞連載「扉を開けて」が単行本でかもがわ出版から出版されました。 稚拙ながら私も帯を書かせて頂いています。 ひきこもりの話題を取り上げた本で、当事者活動についてこれほど言及しているものは初めてでないでしょうか…

ひきこもり就職面接 ―なぜ私はひきこもったのか?―

(文・南 しらせ) これは私が何度か夢に見る、就活を思わせる面接でのやりとりである。私は着慣れないスーツを着て、年配の男性社員と二人きりで話しているらしい。 どこの会社のどんな求人を受けているのかも分からない。ただ一つ分かっていることがある。…

宅配便の受け取りが、世界を救うと信じてる

(文・南 しらせ) 「南さん、お荷物でーす」 玄関先で響く声に、私の体が瞬間にしてこわばる。掌をぎゅっと握り、うめき声が漏れる。 「また来たか、世界の危機が・・・・・・」 避けられない宅配便の受け取り ひきこもり世界に、緊急事態を告げるサイレン…

なぜ小学校を5回も転校したのか〜後編〜

なぜ小学校を5回も転校したのか〜中編〜からの続き 「一切言葉を互いに交わしては行けない」一時保護施設 (文・葉) その後、俺は、八王子・青梅のほうにあった「一時保護施設」と呼ばれていたところに預けられる。 養護施設に行く前段階の待機してる状態の子…

ひきポス7号「ひきこもりと偏見 ーメディア・イメージ・犯罪者予備軍ー」発売開始!

ご購入はこちらのサイト【BASE】から(Amazonよりちょっとお得) Amazonで購入する いつも「ひきポス」を応援頂き誠にありがとうございます。 最近はひきこもり関係なく、「実体験を通し、人生について深く考察している珍しい本」としても手にとっていただけ…

なぜ小学校を5回も転校したのか〜中編〜

なぜ小学校を5回も転校したのか〜前編〜からの続き 2年生〜「登校拒否」が始まる (文・葉) 俺は転校する前から情緒不安定になっていた。基本的に学校に行くのが無理になっており、なんとか保健室などに登校するのを勧められていた。 それで保健室に直行直…

なぜ小学校を5回も転校したのか〜前編〜

(文・葉)前回の記事を書いた後、小学校転校しまくってることについて書いてみたら、と言われたので書いてみようかと思います。 この記事では、記事を読みやすくするために一人称は「私」を使いませんがご了承ください。 www.hikipos.info 2019年、夏…不登校Y…

苦登校~12年に及ぶ地獄の学校生活~ 後編

(文・アラヤダおばさん) バカ高校に進学(高1) 加害者連中に進学先まで邪魔され、いわゆるバカ高に通う羽目になった。高校は予想通り。どの子も意地悪そうで仲良くなれそうな子などいない。もっとも今までもそうだったが。教室内はいつも全員が、かなりの…

【拡散希望】「(生きづらいけど)生きてるよ」とお返事ください。-ひきこもり・生きづらさに ついての実態調査2019-ご協力願い

編集長が理事を務める「一般社団法人ひきこもりUX会議」からのお知らせです。 調査協力はこちらのフォームから 追記: 11月15日まで延長します! あなたはいま、いかがお過ごしでしょうか。 何を思い、どのように生きてきたのでしょうか。 私たちには(いまの…

苦登校~12年に及ぶ地獄の学校生活~ 中編

(文・アラヤダおばさん) 卒業アルバム(小6) 最終学年になっても相変わらずで、とうとう1人の友達もできずに卒業した。グループ作業や、体育のチーム分けの時の「好きな人同士」で組む場合に余ってしまい、じゃんけんで負けたチームが私を引き取るという…

発達障害で聴覚過敏のイヤホン話! コスパ最強の低価格イヤホン!

こんにちは、葉です。 最近は暑さと精神状態で、睡眠時間が短い日々が続いています。と思ったらまる2日間寝てしまいました。相変わらずです。 www.hikipos.info ところでみなさんは発達障害という言葉はご存知でしょうか。発達障害とはなにか?ということの…

苦登校~12年に及ぶ地獄の学校生活~ 前編

昭和50年代と現在では様子が随分と変わり、この時代には見過ごされてきたことも今ではイジメと認定されるようになりました。 職場のセクハラやパワハラ同様に。「だからもういいではないか。今はそうなったのだから。令和になった年に昭和の昔話など聞いて…

働くことの意味に答えてみた

(文・万年ダイエッター) あなたは誰かに「働くことの意味」を問われたことはあるだろうか? 私はある。しかも、だいぶ唐突に。それは2月のこと、取引先に向かおうと地下鉄に揺られていた。花粉で朦朧としながらスマホを眺めているとLINE通知がぽこっと現…

ひきポス6号「ひきこもりと父」発売開始!

ご購入はこちらのサイト【BASE】から(ちょっとお得) amazonで購入する amazonで応援価格で購入する いつもひきポスを応援頂き誠にありがとうございます。第6号 特集「ひきこもりと父」を発売いたします! ひきこもりや家族問題を考えるときに、母親のこと…

【参院選2019】各党にひきこもり高年齢化に対する認識を聞いてみた

元記事:不登校新聞 多くの方に知ってもらいたく、不登校新聞さんから記事を提供して頂きました。 Q.5「ひきこもりの高齢化」にもっとも必要な取り組みは? 2019年5月28日に神奈川県川崎市にて、6月1日には東京都練馬区にて、凄惨な事件が発生しました。こ…

「調子が悪い」を説明してみる

(文・葉) 皆様はじめまして。葉(よう)です。 今回僭越ながらフリック入力でお初にお目にかかります。 空の色が赤かったら 朝起きた時、前日までは青だった空の色が赤かったら、すわ、さては夕方まで寝てしまったのか? それとも異世界に転生したか? な…

川崎殺傷事件「犯人にひきこもり傾向」報道から思うこと

(写真はイメージ:pixabay.com) (文・ひきポス編集長 石崎森人) 偏見の誕生 news.tbs.co.jp 報道にある通り、川崎市で19人殺傷という痛ましい事件が起きた。被害に遭われた方々やそのご家族に心より哀悼の意を表したい。 この事件の犯人は「ひきこもり傾…

ひきこもりの当事者会や自助グループをお探しの方に -ひきプラのご案内-

ひきプラについて 当事者会・自助グループへのつながりにくさ ひきプラの操作方法 ご協力のお願い ひきプラについて (文・ひろ) ひきプラは2019年2月にオープンしたサイトです。 ひきこもりの当事者・経験者が『安心できる居場所』へつながれることを目指…

引きこもりの時間は、長い視点で見ればプラスになる

はじめまして。私は、安西直紀(あんざい なおき)と申します。 私は高校時代のある日、学校で学ぶ意味が分からなくなり不登校になりました。家族同士の関係もギクシャクする中で、10代から20代にかけて約3年間の不登校・ひきこもりとなり、その間に高校留年…

特集「ひきこもりと幸福」ひきポス5号発売開始!

ご購入はこちらのサイト(BASE)から amazonで購入する amazonで応援価格で購入する お待たせしました。ひきポス5号「ひきこもりと幸福」発売いたします! 普通に就学し、普通に就職し、普通に友人を作り、普通に結婚する。それが幸福であり、そうでない者は…

「アイムヒア プロジェクト」写真集出版 / 記念展 "まなざしについて"

©︎I'm here project 2018-2019 自身も3年間ひきこもり経験のある現代美術家渡辺篤さんからのお知らせです。 ひきこもり生活を送る人々が自らで撮影した部屋の写真を集めた写真集を 「アイムヒアプロジェクト」(※)が出版します。 2019年2月16日からの出版…

年末年始の活動のお知らせ

本年もひきポスの活動をご支援頂き、誠に有難うございました。お陰様で飛躍の年になったかと思います。 ひきポスは、12月28日より1月4日まで休業いたします。 冊子の発送は1月5日から再開いたします。 皆さま、よいお年をお迎えください。 来年もひきポスを…

仏教にヒントがあった

(文・メガネヘッド) 劣等感から社会に出るのを恐れた日々 大学生の頃、私は強い劣等感に苛まれていました。何の因果か難関と呼ばれる大学に運よく合格したものの、周りは自分よりも遥かに優秀な学生ばかりで、おまけに彼らは社交性も高く、「なぜ自分はこ…

特集『ひきこもりと「働く」 ―就労はゴールか?―』ひきポス4号発売!

ご購入はこちらのサイト(BASE)から amazonで購入する amazonで応援価格で購入する ひきこもりは就労すればそれで問題解決。というのが世間や支援者の一般的な認識ではないでしょうか。 しかし経験者の実感からすると、就労したからと言って、「社会へ参加…

「仕方ないから生きる」の前向きさ

(文・湊 うさみん) (注)この記事は自殺についての記述があります。 自殺未遂をした。 就職活動に90社落ちて、自分には才能があると信じてずっと書き続けてきた小説もまったく評価されなくて、精神的におかしくなってしまった。 「これでダメならもう諦め…