毒親
小学校5年生のとき、書道だけ教えにくる「美人教師」は私のことを嫌っていた。なぜって、私は字が書けなかったからだ。習字を教えているのに、字が書けない生徒なんて厄介ものでしかない。……
よく貧困は人生を悲劇にした理由として語られる。しかし本当はどうなのか。 あれは私たち一家が名古屋へ引っ越したときのこと。……
孤独死する人は部屋が片づけられていないことが多い。いろいろなことが「決められない」ために、部屋は片づけられず、人生もままならなくなったのだ。モノはコトが反映された影にすぎないのだ。
今回は、ひきこもり経験者による創作をお届けします。息子に対する母親の親心がつづられ、年齢ごとの「願いごと」が語られます。しかしその願いごとは、だんだんとエスカレートしていくようで……。本作はフィクションですが、誰かにとっての実体験かもしれま…
大学卒業時、就職活動の際にひきこもりになった筆者が、それより前の歴史を掘り起こし、ひきこもりになった真の原因を探り当てていくスリリングな手記。
人は一夜にしてひきこもりになるが、その素地はけっして一夜にして作られたものではない。余はいかにしてひきこもりとなりしか。記憶を掘り起こす、心の考古学。
2020年3月。コロナウィルスで異変をきたした都市空間を泳ぐようにして、私は横浜の区役所へ戸籍謄本を取りに行った。そこで私は、最後に父と電話で話したときのことを思い出したのだった。……
Le certificat me disait que mes parents étaient vivants dans les années 80. Je me suis rappelé mon dernier appel téléphonique avec Père, qui s'est produit il y a 20 ans. Voici une histoire de "80-50 Issue" de Hikikomori au Japon.
The certificate was telling me that my parents are alive in their 80s. I recalled my last phone call with Father, which happened 20 years ago. Here is a story of "80-50 Issue" of Hikikomori in Japan.
今回は〈生きづらブックガイド〉特集をお届けする。近年発売された本を中心に、うつ・ひきこもり・アダルトチルドレンなど、生きづらさを描いた8冊のオススメ本をご紹介。コミックエッセイや有名タレントの本など、比較的読みやすいものを集めました。 田中…
(編集 喜久井ヤシン) 筆者の独断と偏見で選ぶ・最新の〈生きづらマンガ大賞〉を発表!アニメ化で大注目の話題作から、誰も知らない隠れた名作まで。あまり紹介される機会のない外国の作品もご紹介。新たな一冊と出会えるマンガ特集をお届けします。 まなざ…
毒母から逃れるために選んだ道は、 結婚であった。一流大学で、一流企業で、文句のつけようのない夫をえらんで、毒親にぜったい反対させない布陣を敷いた。しかし…
「あんたの親、おかしいから」大学に入って、できた彼氏に指摘された。それで自分の親が毒親だとわかった。毒親から逃れるために結婚をするのだが……
昨冬の北陸豪雪。あの日も雪が降っていた(撮影・ワケあり女子) こんにちは!ワケあり女子です。先週予告しちゃったので、最後の数行でギリギリひきこもりました。。滑り込みセーフ?引っ張れるだけ引っ張って、最後さらにCMで引っ張るテレビ番組の手法をし…
食卓とリンゴ。リンゴは毒入りでもあるが、遥か昔は智慧の実であり、万有引力の法則を導いた実でもある。この写真を撮ったスマホにもリンゴのロゴマークが。(撮影・ワケあり女子) こんにちは、ワケあり女子です。近頃は食欲の暴走を止められません。夕飯食…
実家近くの温泉街にて。荒れた空き家の店先に閉じ込められたボロボロの人形に、幼い頃の自分をつい投影してしまう。(撮影・ワケあり女子) こんにちは、ワケあり女子です。連載にあたり新しくはてなIDを作りました。 これを機に過去の恥ずかしいブログを全…
不登校・ひきこもりに始まり、結婚・離婚、パワハラ離職など、そこそこ波乱続きの30年でした。この度縁あってこのような連載の場をいただきましたので、ちょうど31回目の誕生日を迎えることもあり、今まで秘密にしてきた恥ずかしいことの数々を全部さらけ出…
人は、矛盾を生きる動物である。ひきこもりは、その部分を拡大して生きている人間かもしれない。……ふつうの生活。恋愛。結婚。新しい家族を作ること。新しい家。さまざまな世間的な夢と希望を抱きながら、彼女は今日も部屋にひきこもる。
部屋から出られない臆病なひきこもりであった彼女は、しかし、ひきこもりを脱したくて仕方がなかった。そこで、人の勧めるままに軍隊へ入隊することを試みる。すると……
まばゆい才能を絵画や写真に発揮しながらも、ひきこもりになっていかざるを得なかったフランスの女性ひきこもり当事者テルリエンヌの心の格闘の軌跡。
幼少期に母親が「この子は発達障害」という診断を受けていた。当時の診断名、微細脳損傷。しかし母はずっとそれを隠していた。やがて2013年、本人が発達障害との診断を受けると…。
数少ない少女時代の記憶。オタク文化との出会い。母親が呑むバーへ連れていかれたこと。教育圧力。学校でのいじめ… 数か月後、少女はタバコを吸い、病的で暴力的な絵を描き始める。何枚も、何枚も。
「わたしが住んだ町オーベルヴィリエ」 写真:テルリエンヌ インタビュー・構成:ぼそっと池井多 <対談者プロフィール> ぼそっと池井多:日本の男性ひきこもり。55歳。 テルリエンヌ:フランスの女性ひきこもり。38歳。 もう、すべてに遅すぎるのか テルリ…