ひきポス -ひきこもりとは何か。当事者達の声を発信-

『ひきポス』は、ひきこもり当事者、経験者の声を発信する情報発信メディア。ひきこもりや、生きづらさ問題を当事者目線で取り上げます。当事者、経験者、ご家族、支援者の方々へ、生きるヒントになるような記事をお届けしていきます。

当事者手記

ワケあり女子のワケのワケ② “母”という名の子ども

実家近くの温泉街にて。荒れた空き家の店先に閉じ込められたボロボロの人形に、幼い頃の自分をつい投影してしまう。 こんにちは、ワケあり女子です。連載にあたり新しくはてなIDを作りました。 これを機に過去の恥ずかしいブログを全て遺品整理しました。あ…

ワケあり女子のワケのワケ ①「かすがいになった子」

不登校・ひきこもりに始まり、結婚・離婚、パワハラ離職など、そこそこ波乱続きの30年でした。この度縁あってこのような連載の場をいただきましたので、ちょうど31回目の誕生日を迎えることもあり、今まで秘密にしてきた恥ずかしいことの数々を全部さらけ出…

私の空にかかる虹は黒色 「ひきこもり」とセクシャルマイノリティ①

(文・アートワーク 喜久井ヤシン) 前書き 2018年5月5日と6日に、渋谷区の代々木公園で「東京レインボープライド」が開催された。日本最大の「LGBT」の祭典で、二日間でのべ14万人が参加した。私自身は「LGBT」の分類でいうなら主に「G(ゲイ)」に入るセク…

当事者と経験者の溝の正体  

(著・ゆりな) www.hikipos.info ひきこもりの集まりに参加した帰り道、 私は、1つの言葉を反芻していた。 当事者の私が、ひきこもり界隈に参加し始めたのは去年の冬。 経験者の話を聞きたい 抱え続けているツラさを話し、自らの過去を客観的に捉えたい 自…

【当事者手記】自信のなさが自分を殺した

著・ゆりな 自信喪失 17年間という間、私は自分に自信がないまま生きている。 自信喪失の始まりは小学生の頃。 もともと物事を敏感に感じとりやすい性格もあり、たまたま同じ年に同じ地域で生まれた寄せ集めと過ごす集団生活は、私にとって苦行でしかなかっ…

毎日を「何もしない」で過ごしていることにはとんでもない意義がある(かもしれない)

(文 喜久井ヤシン) 「何もしてない」のは人間失格? 私はここ最近、社会的には「何もしてない」で過ごしている。物事にやる気が出ず、ネットやゲームを日に十時間以上して毎日が過ぎていく。働いてもいないし、勉強しているわけでもない。十代の教育マイノ…

近所づきあいから逃げ回る私。そんなある日、隣のおばさんから一本のキュウリが差し出された……ひきこもりにとって恐怖の瞬間・・・

近所づきあいなんかするものか。どうせ奴らは隙さえあれば「あなた何してる人?」と聞いてくる。彼らをこちらの生活に入れない。こちらは彼らの生活に入らない。そこにはある種の平和なバランスが保たれていた。しかし、一本のキュウリがそのバランスを破壊…

The Scary Question a Hikikomori is Afraid of; "What's Your Job?" Round 2

Neighborhood socializing does not exist. They do not come into my life. I do not get into their lives either. I could keep my hikikomori life in such a tranquil circumstance. People often talk about "the linking of local community" as if i…

私がまなざしに苦しまなかった外出先5選 トーキョー・ヒキコモリ・ウォーカー

(文 喜久井ヤシン) ほぼすべての人の役に立たないお出かけ情報を紹介 #01 名画座 #02 一人カラオケ専門店 #03 大学構内 #04 名曲喫茶 番外編 満員電車 #05 墓地 ほぼすべての人の役に立たないお出かけ情報を紹介 通り過ぎる人全員が、自分をテストし…

「糸」は論外。ひきこもり目線で選ぶ中島みゆきの三曲(マニアック度 上級編)

(文・写真 喜久井ヤシン) アルバム「生きていてもいいですか」(1980年)のジャケット 17歳のことだった。私は高層マンションの屋上にいて、何十メートルも下の遠い地面を見下ろしていた。段差を越えてあと一歩踏み出せば、この世から失敬することができる…

第2回HTBP(第2話)外見を自ら選ぶ、それは「私たちはどう生きるか」に通じる

あらためて、プロジェクトのご紹介を 本記事は「第2回ひきこもりトータルビューティープロジェクト」についてのお話、第2話です。「第2回HTBP」と略させていただきました。このお話は第1話からの続きですが、本プロジェクトについて、改めて少しだけご紹介を…

「コミュニケーション能力」ってもしかしたら「自己責任」の別名なのかもしれない

(文・喜久井ヤシン) 一番大事なのは「コミュニケーション能力」……? 三月は就活の季節であるらしい。就活生たちはエントリーシートや面接対策などで大変な思いをしていることだろう。私はといえば、二十歳前後の頃は外出一つするのにも苦労していた時期で…

親離れの詩がここにある。谷川俊太郎「これが私の優しさです」論

(文・写真 喜久井ヤシン) 「谷川俊太郎展」を観て 先日、東京オペラシティアートギャラリーで開催中の「谷川俊太郎展」(※1)に行ってきた。(新宿駅での乗り換えに迷い、あきらめそうになったけれど、人ごみを越えて行くことができた。)谷川俊太郎さんは…

たくさんの『一人ぼっち』がいる~孤独度No.1の日本で~

(文・喜久井ヤシン) イギリスが「孤独担当相」を設立 2018年1月17日、英国で「孤独担当相」の新設が発表された。別離や引退など、人生のさまざまな節目で孤独は多大なストレスを与える。それは喫煙習慣や肥満に結びつき、国民の健康問題となることから、経…

ピアサポートゼミナールから学んだ”理解の力”

頼りになりたい相談者は紅葉坂を登った なぜ、ピアサポートゼミナールに興味を持ったのか 支援施設での葛藤 ひきこもり大学ピアサポートゼミナール活動報告会へ行く 昔をふりかえれば… ひきこもり始め ネットで見つけた心の衝動 ひきこもりからの解放 担当相…

「なぜひきこもったのか」私を10年閉じ込めた「牢獄の村」 前編・少年時代

(文・Toshi) 中学校に行けなくなり、10年ひきこもる 私を「ひきこもり」にした「牢獄の村」 いじめが放置され、先生も加担する「悪魔の中学」 私を閉じ込めた「地上の牢獄」 中学校に行けなくなり、10年ひきこもる 私は中学校時代に受けたいじめをきっかけに…

「なぜひきこもったのか」”弱さ”で孤独になり、”弱さ”でつながる

きっかけは『2週間の休み』 外に出なくなったきっかけを挙げるのは割と簡単だ。 希望通りの企業から内定を貰い、就活を終え、教授に「就活も終わったし2週間くらい休みます」と言って家で休んでいたら、大学に行けなくなってしまった。これがきっかけだ。 え…