現在進行形で戦争がつづくウクライナ。そんな国でひきこもっている当事者は何を思い、何を考えているのか。稀有な当事者手記。
I am a hikikomori in Ukraine, 30 years old. I am going to tell you how I became one and I am living in the country where a war is going on.....
(文 喜久井伸哉 / 画像 Pixabay) 近年、ひきこもりの人などに向けた〈オンラインの居場所〉が増えています。ネット上で人と交流できるのは便利ですが、メリットばかりではありません。ひきこもり経験者の声をお届けします。 コロナ禍以降、ZOOMなどを使っ…
「地域で支えるひきこもり」は支援者の都合で作られている。それに無理がある以上、何を参考にして「地域を超えるひきこもり支援」をデザインしていくか。ヒントは意外なところにあった。……
文・写真 喜久井伸哉 / 画像 Pixabay 執筆者の喜久井(きくい)さんは、コロナ禍において、強い孤独を感じていたといいます。しかし、行政のサポートがあると知っても、どこにも相談しませんでした。サポートに頼らなかったのは、どうしてなのでしょうか。ひ…
就職氷河期が日本の中高年のひきこもりの形成に大きく影響したように、韓国でも同じような時代的変化があった。
文・写真 喜久井伸哉/画像 Pixabay 現在、国会では「LGBT理解増進法案」の議論がおこなわれています。ひきこもりの経験者で、ゲイでもある執筆者は、この法案に問題があると指摘。LGBTの当事者の声をお届けします。 日本にも、ようやくLGBTへの「差別禁止法…
我が家に毒気をあててきた親戚一家の話
たしかに私は20年近くひきこもっている、中高年の男性ひきこもりである。だが、ただそれだけだ。 しかし私の街の警察は、そんな私に罪を「自白」させ、逮捕し、犯罪者として立件しようとした。
AIが加速度的な進化をとげています。それはひきこもりの生活にどのように作用するのでしょうか。AIはひきこもりを幸福にするのでしょうか。 ヨーロッパと日本をつなぎ、グローバルな視点からこの問題を話し合っていくオンライン対話会のお知らせです。
隅っこにある狭い相談スペースで、大の大人二人に囲まれていることはとても辛い状況だった。 いま思えば、社会に参加するために、サポートステーションを訪れる必要も、サポートステーションの隅っこの一角でこのような目にあう必要もなかったはずだ。……
私はひきこもり当事者でもその家族でもありません。でも、私には生きづらさや悩みがあります。そんな悩みを一つ聞いてもらえませんか。
いつも『ひきポス』をご覧いただきありがとうございます。「文学フリマ」出店のご案内です。 このたび『ひきポス』は、2023年5月21日(日)開催の、「文学フリマ東京」に初出店いたします。 「文学フリマ」は、作品を制作した本人が、来場者に自ら手売りする…
Here is the truth of the increase of hikikomori population in Japan during the Corona Era. This is an extremely in-depth analysis of the current situation in the hikikomori community in Japan.
かねてよりリクエストが多い「ひきこもりと発達障害」の関連について、徹底的にモヤモヤを晴らすオンライン対話会、4Dが開催されます。
「不登校」最終解答試論(文 喜久井伸哉) 人はほんたうにいゝたいことが何だかを考へないでゐられないと思ひます。(宮沢賢治「学者アラムハラドの見た着物」) 私は「不登校」について語りたいと思います。 しかし私が記憶した「不登校」は、かつて誰から…
「ひきこもり」と「少子化」の問題はマクロな視点からパブリックな俯瞰が求められると同時に、地を這う虫が街を見上げるようなミクロな視点からの仰望も必要である。そして後者は「少子化をめぐる当事者手記」「少子化に関する当事者研究」になっていく。
めちゃくちゃな形にぐちゃぐちゃな絵の具……〈現代アート〉っていったい何?なぜ「わからない」作品を作っているのか?どうして高額な値段がつくのか?今回は「わからなさ」をテーマにした〈現代アート〉入門をお届けします。 現代アートが「わからない」のは…
「不登校」最終解答試論(文 喜久井伸哉) かつて描かれたことがない境地(残雪) 私は「不登校」の体験を語りたいと思います。 しかし、従来の言葉で私の「不登校」が伝えられるとは思えません。 「不登校」が語られるべきでない方法で語られてしまっている…
今回は、2018年の漫画『たそがれたかこ』に注目。「不登校」と「ひきこもり」の経験者が、親子関係の秘訣に迫ります。 漫画『たそがれたかこ』は、親子関係の苦しさを描いた傑作です。有名とは言えませんが、私には忘れがたい名作でした。 漫画は雑誌『BE・L…
「不登校」最終解答試論 喜久井伸哉 かつては「学校恐怖症」や「登校拒否」だった名称が、なぜ「不登校」になったのか。言葉の歴史をたどることで、現在の「不登校」論の問題点を洗い出します。(全3回 /文・喜久井伸哉) 「不登校」と名付けられるまでの歴…
(文 喜久井伸哉) 「子どものことがわからない」とき、親はどうすればいいのでしょうか。今回は不登校とひきこもりの経験者が、「親にしてほしかったこと」を伝えます。 「寄り添う」だけでいいのか 子どもが引きこもっているとき、多くの親は、どうしたらい…
「不登校」最終解答試論 喜久井伸哉 かつては「学校恐怖症」や「登校拒否」だった名称が、なぜ「不登校」になったのか。言葉の歴史をたどることで、現在の「不登校」論の問題点を探ります。(全3回 /文・喜久井伸哉) 「不登校」の名称の歴史 類語・関連語小…
都会の街並みには、他のアーティストが作った作品や仕事があふれていた。それらはこぞって「お前にはこれだけのものを作る才能はないだろう」とわたしをあざ笑っているようだった。わたしは痛くて、外が歩けなくなった。……
(文 喜久井伸哉) 「子どものことがわからない」とき、親はどうすればいいのでしょうか。今回は不登校とひきこもりの経験者が、「親にしてほしかったこと」を伝えます。 そもそも「わかる」ことが不思議 「子どものことがわからない」という親御さんの声が…
「不登校」最終解答試論 喜久井伸哉 現代の日本では、「学校に行かないこと」や「学校に行かない子ども」のことを、「不登校」と言っています。しかし私が幼少期から学校に行かなかった体験は、この言葉におさまるものではありません。「不登校」をめぐる調査…
「ひきこもり」と「少子化」はまるで異なる社会問題のように語られている。しかし根っこを掘り下げていくと、そこには共通の原因があるのではないか。 日本社会だけでなく世界のデータを比べながら、「ひきこもり」と「少子化」の原因を考えていく。
In Japan, the issue of declining birthrates is currently the subject of much debate. Both hikikomori and the declining birth rate are thought to be caused by something in the development of civilization that prevents people from moving tow…
社会参加はしたいが、自分が社会参加をすると周囲に迷惑が掛かる、だから今まで社会参加しなかった。迷惑が掛かるから自分が社会参加しないことは、社会的にも倫理的にも正しいし、そういう状況を社会に強いられている。でも社会参加したい。そして「生活」…
田舎でスナックを営む母の女手一つで育てられたわたしは、高校を卒業して上京した。憧れのファッションデザイナーになるためだった。東京の中でもおしゃれな一等地、南青山のデザイナーオフィスに弟子入りして順風満帆かと思ったら、そこには女性たちの熾烈…